中国女子バレーSLで山東が金星 王者天津を3-1で撃破
中国女子バレーボール・スーパーリーグで、山東がディフェンディングチャンピオンの天津を3-1で下す番狂わせが起きました。火曜日に天津市で行われた一戦は、接戦続きの末に山東が競り勝ち、王者天津に今季4敗目を与える結果となりました。
試合の概要:中国女子バレーボール・スーパーリーグの波乱
中国女子バレーボール・スーパーリーグの強豪同士の対戦は、最後まで緊張感の途切れないゲームになりました。序盤はホームの天津が主導権を握りましたが、山東が粘り強く食らいつき、セット終盤で形勢をひっくり返す展開が続きました。
スコアは以下の通りです。
- 第1セット:山東 29-27 天津
- 第2セット:山東 28-26 天津
- 第3セット:天津 25-22 山東
- 第4セット:山東 25-21 天津
セットごとの流れ:リードを守れなかった天津
第1セット:リードを奪いながらも取り切れず
第1セットはほとんどの時間帯で天津がリードを保ちましたが、終盤に山東が粘りを見せ、19-19に追いつきます。その後は互いにサイドアウトを取り合う激しい攻防となりましたが、最後に抜け出したのは山東でした。29-27と高得点のセットを制し、先に流れをつかみました。
第2セット:ミスが響いた天津、またも接戦を落とす
第2セットも一進一退の展開でしたが、中盤で天津にミスが目立ち始めます。主軸のアタッカーであるLi Yingyingが鋭いスパイクで反撃し、16-16と一度は追いついたものの、終盤の勝負どころで再び山東が粘り勝ち。28-26でセットを連取し、山東が2-0とリードを広げました。
第3セット:Wang Yuanyuanが存在感、天津が一矢報いる
後がなくなった天津は第3セットで意地を見せます。特に終盤でWang Yuanyuanがブロックやクイック攻撃で存在感を発揮し、25-22で1セットを取り返しました。ホームの観客も盛り上がり、流れを引き戻したかに見えました。
第4セット:8-4リードからの逆転を許す
第4セットは天津が8-4とリードを奪ってスタートします。しかし、ここから再び山東が攻守でギアを上げました。積極的な攻撃と安定した守備でじわじわと点差を縮め、終盤は山東ペースに。25-21でこのセットもものにし、トータル3-1で試合を決めました。
エースの爆発より光った山東のチーム力
スタッツ面では天津のエース、Li Yingyingの存在感が際立ちました。この試合で36得点を挙げ、攻撃の中心としてフル回転しましたが、そのうち9本のスパイクがブロックに捕まりました。個人としては高いパフォーマンスを見せたものの、相手ブロックにしっかり研究されていたとも言えます。
一方の山東は、特定の選手に依存するのではなく、複数の選手がバランスよく得点に絡みました。レシーブからトス、スパイクまでのつながりがよく、重要な場面でのコンビネーションも安定していました。結果として、個の爆発よりもチーム全体の連動性が勝敗を分けた印象です。
王者天津に突きつけられた課題
今回の敗戦で、ディフェンディングチャンピオンの天津は今季4敗目となりました。接戦のセットを立て続けに落としたことから、技術面だけでなく、終盤での集中力やゲームマネジメントの課題も浮かび上がります。
- 中盤以降のミスの多さ
- 終盤の競り合いでの決定力不足
- エースへの依存度の高さ
こうしたポイントをどう修正していくかが、今後のリーグ戦を戦ううえでの焦点となりそうです。
中国女子バレーの勢力図は変わるのか
中国女子バレーボール・スーパーリーグでは、これまで天津が強さを示してきましたが、今季は山東のように王者を相手に臆せず戦うチームが存在感を高めています。リーグ全体の競争力が上がることで、試合はより拮抗し、見る側にとっても楽しみが増えていると言えるでしょう。
今回の一戦は、「個のスター」だけでは勝ち切れない現代バレーの難しさと、「チームとしての完成度」が結果を左右することを改めて示しました。今後、天津が修正を図って巻き返すのか、それとも山東を含む他チームが勢いのまま台頭していくのか。中国女子バレーボール・スーパーリーグの行方から、しばらく目が離せません。
Reference(s):
Shandong upset Tianjin in China Women's Volleyball Super League
cgtn.com








