CBAクラブカップ開幕戦、北京ダックスが青島に逆転勝利 video poster
北京ダックスがCBAクラブカップ開幕戦で青島を撃破、81-76の逆転勝ち
中国バスケットボール協会(CBA)が主催するクラブカップが、中国山東省青島市で現地時間の火曜日に開幕しました。初戦で北京ダックスは地元の青島イーグルスを81-76で下し、接戦をものにしました。
中国バスケットボールの動きを日本語で追いたい読者向けに、この試合のポイントをコンパクトに整理します。
第3クォーターまで劣勢も、最終Qで試合をひっくり返す
試合は立ち上がりから互いに譲らない展開となりました。第1クォーターは、北京のユージーン・ジャーマンの鋭いドライブ、アヌワ・オモットの3ポイント、リチャード・ソロモンのリングへのアタックが決まり、北京が24-22と僅差でリードします。
第2クォーターに入ると、青島のアメリカ人ビッグマン、ジョーダン・ミッキーが難しいショットを次々と沈めてオフェンスをけん引。スコアは詰まり、前半終了時点では43-42と、北京がわずか1点をリードする展開でした。
流れが大きく動いたのは第3クォーターです。青島はLyu Junhuが3本の3ポイントを決め、一気にギアを上げます。一方の北京はフィールドゴールがなかなか決まらず、最大で12点差(66-54)をつけられる苦しい時間帯が続きました。第3クォーター終了時点では68-58と、青島が10点リードして最終クォーターを迎えます。
しかし第4クォーター、北京が一気に反撃に転じます。開始直後に10-4のラン(連続得点)で差を縮めると、このクォーターだけで相手を15点上回る猛攻を見せました。青島はこの間、シュートが思うように決まらず、このクォーターは8点どまりでした。最終的に北京が81-76で逆転勝利を収め、開幕戦を白星で飾りました。
主力不在の中で11人ローテーション、厚みを見せた北京
北京はこの試合、Zeng Fanboをはじめとする複数の主力を欠く中で戦いました。それでもヘッドコーチのXu Liminは11人を起用し、そのうち9人が10分以上プレー、9人が得点を記録しています。
- ジャーマン:ドライブでディフェンスを崩し、ペイント内で存在感
- オモット:アウトサイドからの3ポイントでスペースを広げる役割
- ソロモン:リム周辺でのアタックとリバウンドでインサイドを支配
外国籍3選手がそれぞれの持ち味を発揮しつつ、多くの選手に出場時間を与えることで、北京は大会を通じたチームづくりも進めているように見えます。
青島イーグルスはミッキーが28得点も、終盤に課題
敗れた青島は、ミッキーが両チーム最多となる28得点と気を吐きました。インサイドだけでなく、難しいミドルレンジのショットも決め、前半から第3クォーターにかけてはほぼ一人でチームを引っ張ったと言ってよい内容でした。
また、Lyu Junhuが第3クォーターに決めた3本の3ポイントは、試合の流れを大きく青島側に傾けるきっかけとなりました。しかし、10点リードで入った最終クォーターでオフェンスが停滞し、得点が伸びなかったことが、勝ち切れなかった最大の要因となりました。
クラブカップ序盤で見えた両チームのポイント
今回のCBAクラブカップ開幕戦からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 北京ダックス:主力不在でも多くの選手が役割を果たし、第4クォーターでギアを上げられる底力を示した。
- 青島イーグルス:一時は二桁のリードを奪いながらも、終盤のゲームマネジメントとオフェンスの安定に課題を残した。
スコアだけを見ると接戦の1試合ですが、主力不在でも層の厚さを見せた北京と、リードをどう守り切るかというテーマが浮かび上がった青島。クラブカップという短期決戦では、ローテーションの工夫や終盤の意思決定が勝敗を左右することをあらためて示した一戦だったと言えます。
CBAクラブカップはまだ始まったばかりです。北京がこの勢いをどこまで持続できるのか、開幕戦で惜しくも敗れた青島がどう立て直すのか、今後の試合にも注目が集まります。
Reference(s):
cgtn.com








