中国と米国、麻薬対策で法執行協力を強化 第10回戦略情報会議
中国・米国が麻薬対策協力で合意
中国国家禁毒委員会によりますと、中国と米国は麻薬対策に関する法執行協力について、相互尊重と違いの管理、互恵協力を基礎に、健全で深く、実務的な発展を促進していくことで一致しました。
この合意は、上海で開かれた第10回中国・米国麻薬対策戦略情報共有会議の場で確認され、木曜日に発表されました。
会議では何が話し合われたのか
中国と米国の担当当局者は、会議で次のようなテーマについて議論しました。
- 両国および世界の麻薬情勢
- 化学物質の管理
- 麻薬関連の資金洗浄対策
- 具体的な捜査案件での協力
- 人材・担当者の交流
双方はそれぞれの最新の取り組みや状況を説明し合い、協力の方向性について意見や提案を交換したとされています。
2002年から続く戦略情報共有の枠組み
中国・米国麻薬対策戦略情報共有会議は、2002年に始まった枠組みで、中国と米国の麻薬対策当局が交互に主催してきました。
両国にとって麻薬対策分野の重要な制度的な対話の場と位置づけられており、今回の会議はその第10回となります。
相互尊重と違いの管理が示すメッセージ
今回、中国国家禁毒委員会は、協力の前提として相互尊重、違いの管理、互恵協力というキーワードを明示しました。
麻薬対策は、国境を越えて広がる犯罪に対応するための協力分野であり、政治や制度の違いを抱える国同士でも共通の利害を見いだしやすいテーマの一つです。
その中で違いの管理という表現が強調されたことは、立場や制度の違いを理由に対話を止めるのではなく、対立をコントロールしながら実務レベルで協力を進めていく姿勢を示したものと見ることができます。
私たちの生活とどう関わるか
麻薬犯罪やそれに伴う資金洗浄は、金融システムの健全性や地域の安全にも影響を与えます。こうした分野で中国と米国が情報共有や人材交流を進めることは、違法薬物の流通ルートや犯罪組織の資金の流れを追跡しやすくする可能性があります。
一方で、この協力枠組みがどこまで継続的かつ実効性のあるものになるのかは、今後の会議や具体的な案件での連携の積み重ねにかかっています。ニュースを追う際には、どの分野で協力が広がっているのか、どのように成果が示されていくのかに注目していくことが重要です。
Reference(s):
China, U.S. to promote sound, pragmatic cooperation on drug control
cgtn.com







