中国とロシアが治安・安全保障協力を強化 第9回メカニズム会合を北京で開催
中国とロシアが、治安・安全保障分野での協力を一段と強化する方針を確認しました。北京で開かれた第9回中国・ロシア治安・安全保障協力メカニズム会合で合意されたものです。
北京で第9回協力メカニズム会合
北京で水曜日に開かれた会合には、中国共産党中央政治局委員で中央政法委員会書記を務める陳文清(ちん・ぶんせい)氏と、ロシア連邦安全保障会議書記のセルゲイ・ショイグ氏が共同議長として出席しました。
両者が率いる治安・安全保障協力メカニズムは、中国とロシアの関係当局が定期的に集まり、治安や安全保障に関する課題を協議するための枠組みです。今回で9回目の開催となりました。
新時代の包括的戦略的パートナーシップを確認
陳氏は会合で、ここ数年、両国首脳が「新時代」における中国・ロシア包括的戦略的協力パートナーシップの発展について、一連の重要な共通認識に達してきたと強調しました。そのうえで、二国間関係は高い水準で発展を続けていると述べました。
2025年は、中国とロシアの外交関係樹立から75周年にあたる節目の年です。陳氏は、中国としてロシアと協力し、両国首脳が達成した重要な共通認識を全面的に実行に移し、新時代における中国・ロシア関係の安定的で長期的な発展を後押ししていく考えを示しました。
11年で広がった協力分野
中国・ロシア治安・安全保障協力メカニズムは、設立から11年がたちました。その間、両国の関係部門は、政治安全の確保やテロ対策、司法共助などの分野で緊密に協力し、多くの実務的な成果を上げてきたとされています。
陳氏は、中国としてロシアとの戦略的コミュニケーションをさらに深め、両国の関連部門の緊密な調整と協力を推進すると述べました。具体的には、次のような分野での連携強化が挙げられています。
- 政治安全の維持
- サイバーセキュリティ(ネット空間の安全)の確保
- 一帯一路(Belt and Road)関連プロジェクトの安全保障
- 国境を越える犯罪への共同対処
こうした協力を通じて、両国の全体的な発展と安定をよりよく保障していきたい考えです。
ロシア側も包括的な前進を表明
ショイグ氏は、ロシアとしても中国との安全保障および法執行分野での協力を包括的に前進させ、両国の安全保障上の利益をよりよく守っていく意欲を示しました。
今回の動きから見える3つのポイント
今回の会合の発言や合意内容からは、次のようなポイントが浮かび上がります。
- 長期的な関係の強調:外交関係樹立75周年という節目に合わせ、関係を安定的で長期的に発展させる姿勢が明確に示されています。
- 協力分野の拡大:従来のテロ対策や司法共助に加え、サイバー空間や一帯一路の安全など、新しい領域への協力拡大が打ち出されています。
- 制度化された対話の継続:11年続く協力メカニズムを通じて、関係当局の対話と実務協力を積み重ねていく枠組みが維持・強化されています。
中国とロシアの治安・安全保障協力の動きは、両国関係だけでなく、地域や国際社会の安全保障環境にも影響を与える可能性があります。今後、具体的な共同対策や新たな協力プロジェクトがどのように進むのかが注目されます。
Reference(s):
China, Russia to advance law-enforcement, security cooperation
cgtn.com








