世界中国語大会に祝賀メッセージ 習近平氏、中国語の役割を強調
2024年に北京で開かれた世界中国語大会に向けて、習近平国家主席が祝賀メッセージを送り、中国語が世界にもたらす役割と、中国としての責任を強調しました。
世界中国語大会とは
世界中国語大会は、中国教育部(文部科学省に相当)が主催する国際会議で、中国語教育や研究に携わる人々が集まり、現状と今後の方向性を話し合う場です。
2024年の大会は北京で金曜日に開幕し、日曜日まで開催されました。テーマは「連結・融合・継承・イノベーション」で、160を超える国と地域から政府関係者、学校長、専門家、研究者、教師や学生の代表、外交団など、約2000人以上が参加しました。
メッセージの中で習近平氏は、中国語教育や文化交流の拠点となっているコンフュ―シャス・インスティテュート(孔子学院)の設立20周年を祝う言葉も添えました。20年の歩みを振り返りつつ、今後の役割への期待を示した形です。
習近平氏が示した三つのメッセージ
1. 中国語は世界への公共文化財
習近平氏は、中国語は数千年にわたる中国文明の知恵を凝縮したものであり、中国が世界に提供している重要な公共文化的な財だと位置付けました。単なるコミュニケーション手段にとどまらず、歴史や価値観を伝えるメディアでもあるという見方です。
2. 「母語の国」としての責任
習近平氏は、中国語を母語とする国として、中国が国際社会による中国語教育を支援し、後押しする責任があると述べました。各国の教育現場で中国語を学びやすくすることや、教材、人材育成などを通じて環境整備を進める姿勢を示した形です。
3. 言語を通じた文明間の橋づくり
さらに習近平氏は、世界中国語大会が「つながり」と「融合」を進め、共通認識を育てる場となることに期待を示しました。言語を通じて文明同士の相互理解と信頼、そして学び合いの橋を築き、人類が共通の未来を分かち合うコミュニティづくりに貢献したいという考えを示しています。
国際ニュースとして見た中国語教育の広がり
今回の世界中国語大会には、160を超える国と地域から参加者が集まりました。この数字は、中国語がいまや多くの国と地域の学校や大学で学ばれていることを映し出していると言えます。
背景には、経済やビジネス、観光、文化交流など、さまざまな場面で中国語の重要性が増していることがあります。政府関係者や教育現場の担当者にとっても、中国語教育をどう位置付けるかは国際戦略の一部になりつつあります。
日本の私たちにとっての意味
日本でも中国語教育に関心を持つ学校や学習者は少なくありません。今回の世界中国語大会で示された「言語を通じた相互理解」や「文明間の対話」という視点は、日本の外国語教育を考えるうえでも参考になりそうです。
英語だけでなく、近隣の言語をどう学び、どう活かすのか。国際ニュースとして中国語大会の動きを追うことは、自分たちの学びやキャリア、そして地域社会のあり方を見直すきっかけにもなります。
これからの注目ポイント
- 中国語教育をめぐる各国の連携や支援の枠組みがどう発展していくか
- コンフュ―シャス・インスティテュート(孔子学院)など既存の枠組みが、20周年を機にどのような役割を担っていくか
- 言語教育を通じた「相互理解」や「信頼」の構築が、具体的にどのような成果を生むのか
世界中国語大会で交わされた議論やメッセージは、2025年以降も各地域の教育政策や国際交流の現場に影響を与えていく可能性があります。日本にいる私たちも、ニュースとしてフォローしながら、自分の足元から「言語と世界」の関係を考え直してみるタイミングかもしれません。
Reference(s):
Xi sends congratulatory letter to World Chinese Language Conference
cgtn.com








