中国代表がバーレーンに1-0勝利 2026年W杯アジア予選グループCで2勝目
2026年ワールドカップ出場をかけたアジア予選で、中国代表がバーレーン代表を1-0で下し、グループCで貴重な2勝目を挙げました。バーレーンのマナマで行われたこの試合は、終了間際のゴールとビデオ判定が交錯する、緊張感の高い一戦となりました。
試合概要:アウェーでつかんだ2勝目
この試合は、2026年FIFAワールドカップのアジアサッカー連盟(AFC)予選・グループCの一戦として、木曜日にマナマで行われました。中国はこの勝利により勝ち点3を加え、グループCで2勝目を手にしています。
バーレーンとの対戦は今回が8度目で、これまでの7試合は「最初の3試合は中国の勝利、その後4試合連続ドロー」という結果でした。今回の1-0勝利は、このドロー続きの流れに終止符を打つものとなりました。
前半:Zhang Yuningの決定機とアクシデント
中国は立ち上がりからチャンスを作りました。11分には、Zhang Yuningがペナルティーエリア内へ鋭く侵入し、ゴール目前からシュートを放ちます。しかし、バーレーンのGK Ebrahim Lutfallaが好セーブを見せ、先制点とはなりませんでした。
そのわずか8分後、中国に痛い場面が訪れます。左サイドを担っていたLi Leiが負傷し、Hu Hetaoとの交代を余儀なくされました。守備とビルドアップの両面で計算できる選手の離脱は、中国にとって大きな誤算でしたが、チームは集中を切らさず試合を続けます。
後半:再三のシュートとVARが揺らした流れ
後半も、中国はゴールに迫る場面を作り続けました。54分には、再びZhang Yuningがヘディングでゴールを狙いますが、ここでもLutfallaが立ちはだかり、得点はならず。相手GKの好守に阻まれながらも、中国は攻撃の手を緩めませんでした。
試合終盤の87分には、バーレーンのAli Haramがネットを揺らし、スタジアムは一時どよめきます。しかし、このプレーはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックの結果、得点は取り消しに。ホームのバーレーンに傾きかけた流れを、中国は辛うじて食い止めました。
アディショナルタイムの決勝弾
スコアレスのまま迎えた後半アディショナルタイム1分、中国に待望の瞬間が訪れます。左サイドからWang Haijianがゴール前へ正確なクロスを送ると、ゴール前に走り込んでいたZhang Yuningがこれを確実に押し込み、ついに均衡を破りました。
このゴールで中国が1-0とリードを奪うと、その後は守備陣が集中を保ち、相手の反撃を封じて試合終了のホイッスルを迎えました。難しいアウェーゲームを、最後まで我慢し続けてつかんだ勝利と言えます。
グループCの順位とワールドカップ出場争い
この勝利で中国は勝ち点3を獲得し、グループCで4位に浮上しました。勝ち点6で並ぶオーストラリア(2位)、サウジアラビア(3位)と同水準に追いついており、グループ内の争いは一段と激しさを増しています。
同じグループでは、メルボルンで行われたオーストラリア対サウジアラビアの一戦が0-0の引き分けに終わり、この結果も中国にとって追い風となりました。バーレーン戦当時のグループCでは、日本が首位に立っており、中国は11月19日にこの日本をホームに迎える日程で予選を戦っていました。
グループCのルールは明快です。
- 上位2チームが、カナダ、アメリカ、メキシコで開催される2026年ワールドカップ本大会への出場権を自動的に獲得
- 3位と4位のチームは、出場を目指して追加ステージでの戦いに回る
中国にとって今回の勝利は、自動出場圏である「2位以内」を視野に入れ続けるうえで、非常に重い意味を持つ勝ち点3となりました。
この試合から見える中国代表の現在地
今回の中国対バーレーン戦からは、いくつかのポイントが見えてきます。
- アウェーの難しい環境でも、終盤まで集中を切らさず戦い抜いたメンタリティ
- 過去4試合連続ドローに終わっていた対戦相手から、接戦をものにした勝負強さ
- たび重なる決定機を逃しながらも、最後まで攻撃姿勢を貫いた姿勢
一方で、試合の早い時間帯から決定機を決め切れなかったことや、主力の一人であるLi Leiの負傷交代など、課題も見えました。グループCで上位進出を狙ううえでは、チャンスを確実に得点につなげる決定力と、選手層の厚さがより重要になっていきます。
今後のアジア予選を見る視点
アジア予選・グループCでは、中国、日本、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーンといった各チームが、限られた自動出場枠を巡ってしのぎを削っています。一試合ごとの勝ち点差が小さいだけに、今回のような接戦で勝ち切れるかどうかが、最終的な順位を大きく左右します。
2026年ワールドカップの切符をつかむのはどのチームなのか。中国が今回のバーレーン戦で見せた粘り強さと終盤の決定力が、グループCの行方を占ううえで一つのヒントになりそうです。
Reference(s):
China get past Bahrain 1-0 in World Cup AFC qualifier for second win
cgtn.com








