CBAクラブカップ:中国・新疆が青島に95-86勝利 主力負傷も追い上げ封じる video poster
中国バスケットボール協会(CBA)クラブカップで、新疆フライングタイガースが青島イーグルスの追い上げを振り切り、95-86で勝利しました。主力ガードの途中負傷というアクシデントを乗り越えたこの一戦は、中国バスケを追ううえで押さえておきたい試合内容となりました。
試合概要:新疆が95-86で青島を下す
土曜日に中国・山東省青島市で行われたCBAクラブカップの一戦は、立ち上がりから激しい点の取り合いになりました。第1クォーターは両チームが何度もリードを奪い合う展開の末、青島が27-23と4点リードで終了します。
第2クォーター序盤には、新疆の先発ガードであるZhao Rui(ジャオ・ルイ)が足首を痛めて途中交代するアクシデントが発生しました。復帰後2試合目だったZhaoは、この日も5分に満たない出場で3得点にとどまりました。
それでも新疆は守備からリズムを立て直し、第2クォーターを30-18と圧倒。前半を53-48とリードして折り返します。第3クォーターに入ると勢いはさらに増し、12-0のラン(連続得点)で主導権を握ると、第3クォーター終了時点でスコアは80-64と16点差まで開きました。
第4クォーターでは、ホームの青島が意地を見せます。新疆の得点が止まる時間帯を突いて猛追し、スコアを87-84まで詰める場面もありました。一気に流れを持っていかれそうな状況でしたが、新疆はここから再び集中力を取り戻します。
終盤、新疆は15-0のランで青島を突き放し、勝負を決定づけました。最後はQin Lin(チン・リン)の4点プレーとQJ Peterson(QJ・ピーターソン)の3点プレーが飛び出し、95-86で勝利をつかみました。
けがに苦しむZhao Rui、それでも揺るがなかった新疆
Zhao Ruiにとって、この試合はけがからの復帰後2試合目でした。2023年に新疆に加入して以来、度重なるけがに悩まされており、昨季はわずか14試合の出場、今季もここまで5試合にとどまっています。
本来であれば攻守の要となるはずのガードを早い時間帯で欠きながらも、新疆はチーム全体で穴を埋めました。激しいディフェンスと素早いトランジション(攻守の切り替え)で流れを引き寄せ、劣勢になりかけた第4クォーターでも、連続得点で主導権を取り戻しました。
この試合は、スター選手のコンディションに左右されず、チームとしての戦い方を貫けるかどうかが問われる一戦でもありました。新疆はその難しい問いに対し、「総合力」で応えたと言えます。
CBAクラブカップで見せたゲームマネジメント
今回のCBAクラブカップの試合で印象的だったのは、新疆のゲームマネジメントの巧みさです。青島の猛追で3点差まで迫られながらも、慌てて単発の攻撃に走るのではなく、守備を立て直し、確率の高いショットにつなげていきました。
特に、相手の勢いを断ち切るタイミングでの戦術変更や、決めたい場面でのセットオフェンスの精度は、短期決戦のトーナメントで大きな強みとなります。Qin LinやQJ Petersonといった選手が、勝負どころで役割を果たしたことも、新疆の戦い方の幅を示しました。
中国バスケットボールは、アジアのスポーツシーンや国際ニュースとしても注目度が高まりつつあります。CBAクラブカップのような大会は、リーグ全体の競争力や、各クラブのスタイルを知るうえで重要な舞台です。
今後の注目ポイント
今回の試合を踏まえた新疆フライングタイガースの注目点を整理すると、次のようになります。
- Zhao Ruiの足首の状態と、今後の出場ペース
- Qin LinやQJ Petersonを中心とした終盤の得点力
- リードを守り切る終盤力が、今後のクラブカップでも再現できるか
主力の途中負傷という逆境の中で勝ち切った新疆は、CBAクラブカップで存在感を示しました。アジアのバスケットボールや国際スポーツニュースに関心のある読者にとっても、今後の試合でどのようなパフォーマンスを見せるのか、引き続き注目していきたいチームです。
Reference(s):
Xinjiang Flying Tigers reject comeback efforts by Qingdao Eagles
cgtn.com








