中国本土の宋濤氏と台湾地区・王金平氏が会談 福建で両岸交流を確認
中国本土の対台湾政策トップである宋濤(ソン・タオ)氏が、台湾地区の立法機関トップを務めた王金平(ワン・ジンピン)氏と福建省厦門市で会談し、両岸関係の平和と文化交流の強化を呼びかけました。
宋濤氏と王金平氏が厦門で会談
会談は月曜日、中国南東部の福建省厦門市で行われました。王氏は木曜日まで中国本土を訪問する予定で、祖先をまつる行事や両岸交流のイベントに参加しています。
宋氏は、中国共産党中央対台湾工作弁公室と国務院台湾事務弁公室のトップとして、一つの中国の原則を堅持し、台湾独立を目指す分裂活動に断固反対する姿勢をあらためて強調しました。さらに、国家統一を進め、中華民族の偉大な復興を共に実現していく決意を示しました。
王金平氏「中国文化を共に受け継ぎ、平和を守る」
これに対し王氏は、両岸の文化交流を一層進め、中国文化を共に受け継いでいく必要性を訴えました。そのうえで、両岸の同胞のあいだで民族としての一体感や文化的なつながりを高め、台湾海峡の平和を維持していくべきだと呼びかけました。
祖先の地・福建省白礁村を再訪
王氏は今回の訪問中、福建省漳州市の白礁村も訪れました。ここは王氏の祖先ゆかりの地とされ、1660年代に鄭成功の台湾回復の遠征に同行し、その後台湾に渡った一族がいたと伝えられています。
王氏は白礁村で、持続可能な発展を実現し、中国民族の人びとが安心して幸せに暮らせるよう、中国本土の同胞と共に努力したいと述べました。
王氏が白礁村を訪れるのは今回が初めてではなく、2019年にも家族や親族とともに先祖をまつるために訪れています。政治的な肩書だけでなく、個人的なルーツを確かめる旅であることも、今回の訪問の特徴と言えます。
血縁と文化を軸にした両岸交流のメッセージ
今回の会談と訪問は、政治対話とともに、血縁や文化的なつながりを前面に出した両岸交流の一場面となりました。宋氏は一つの中国の原則と国家統一、民族復興を強調し、王氏は中国文化の継承と台湾海峡の平和維持を訴えています。
両氏の発言には、単に政治的な対立を強めるのではなく、共通の歴史や文化、先祖への敬意を入り口に、両岸の人びとの一体感や交流を深めたいというメッセージがにじみます。今後、こうした文化やルーツを軸とした交流がどのように続いていくのか、両岸関係を考えるうえで一つの視点となりそうです。
Reference(s):
Mainland official meets with former leader of Taiwan's legislature
cgtn.com








