南ア・ヨハネスブルク近郊の自然保護区クレイドルムーンで野生動物が共存
南アフリカ・ヨハネスブルク近郊のマルダースドリフトにある自然保護区Cradle Moon Conservancy(クレイドルムーン・コンサーバンシー)では、シマウマやアンテロープなどの野生動物が自由に行き交う景色が広がっています。
約1,600ヘクタールに及ぶこの自然保護区は、複数の農場やロッジ、リゾートが点在し、その間に動植物が生育できるオープンスペースが確保されています。人の滞在空間と野生のエリアが連続しながら共存している点が特徴です。
1,600ヘクタールの開かれたランドスケープ
Cradle Moon Conservancyの面積は約1,600ヘクタールに達し、いくつもの農場やロッジ、リゾート施設がゆるやかにつながるように配置されています。各敷地の間には広い開放空間が設けられており、そこが動物たちの通り道や採食場所となり、生態系全体が息づく環境が保たれています。
サバンナの多様な野生動物が集う
保護区内では、サバンナを象徴するさまざまな野生動物が観察されています。訪れる人は、草原を横切る群れや水辺に集まる動物たちの姿を間近に感じることができます。
- シマウマ(zebras)
- サイ(rhinos)
- エランド(elands)
- クーズー(kudus)
- ヌー(wildebeests)
- ダイカー(duikers)
- インパラ(impalas)
- スプリングボック(springbok、南アフリカの国のシンボルとされる国獣)
このほか、いくつかの種のアンテロープ(ウシ科の草食動物)も自由に草を食み、群れで行動しています。
ダムと遊歩道がつなぐ水辺の体験
自然保護区内のダムでは、パドリングやカヌーなど、水面をゆったりと進むアクティビティが楽しめます。水の上から眺める草原や樹木のシルエットは、陸上とは違った表情を見せます。
ダムの一部には水面を横断するように遊歩道が整備されており、その上を歩くと、広がる水面と周囲の地形や植生の広がりを一望できます。水と緑が織りなすスケール感のある風景を、歩きながらゆっくり味わうことができます。
空港から約15分、アクセスの良さも
Cradle Moon Conservancyへは、ランセリア国際空港から車で約15分、距離にしておよそ12キロほどです。遠方から訪れる人にとっても、空港から比較的短時間で自然の中に身を置ける立地となっています。
都市近郊で進む人と自然の共存を考える
大都市ヨハネスブルクのすぐ外側で、農場や宿泊施設と野生動物の生息地が一体となった自然保護区が維持されている姿は、都市と自然の距離について考えさせられる例と言えます。
人の活動の場であるロッジやリゾートと、サイやシマウマ、インパラなどの野生動物が利用するオープンスペースが隣り合うCradle Moon Conservancyの風景は、観光地であると同時に、生態系の保全にも配慮した空間づくりの一つの形を示しています。
2025年12月現在、世界各地で生物多様性の保全や自然との共生が大きな課題となるなか、ヨハネスブルク近郊のこうした取り組みは、都市に暮らす私たちが自然とどう関わっていくのかを考えるヒントを与えてくれます。
Reference(s):
cgtn.com







