日本が中国に3-1勝利 2026年W杯アジア予選でグループC最下位に
2026年FIFAワールドカップ(W杯)アジア予選の重要な一戦で、中国が日本に3-1で敗れ、グループCの最下位に落ち込みました。スコア以上に、中国にとっては守備面、とくにセットプレー対応の課題が浮き彫りになった試合でした。
日本が3-1で勝利 舞台は福建省アモイ
試合は、東南部の福建省アモイで行われた2026年W杯アジア予選グループCの一戦です。立ち上がりから30分ほどは、中国も日本も決定的なチャンスを多く作れず、慎重な展開が続きました。
均衡が破れたのは前半39分。日本の小川航基選手が、左からのコーナーキックに頭で合わせ、中国ゴールに押し込みました。これで日本が1-0とリードを奪います。
さらに前半終了間際、再びコーナーキックから失点します。町田浩樹選手のヘディングでの折り返しを板倉滉選手が押し込み、日本が2-0とリードを広げました。
後半、中国も反撃に出て1点を返し、スコアは2-1となりましたが、流れを完全には引き寄せることはできませんでした。その後、日本にさらに1点を奪われ、最終的に3-1で試合を終えています。
2失点はいずれもCKから 中国守備に見えた課題
この試合で象徴的だったのは、日本の最初の2得点がいずれもコーナーキック(CK)から生まれたことです。いずれもヘディングで決められており、中国のセットプレー守備の弱さが顕在化しました。
- マークの受け渡しが曖昧になった可能性
- 競り合いの強度やポジショニングの細かいズレ
- CKのたびに守備陣が落ち着きを欠いた印象
流れの中から崩されたというより、集中力と準備で防げたはずの場面で失点している点は、中国にとって悔やまれるところです。国際試合では、セットプレー1本が試合の趨勢を決めてしまうことが改めて示された形となりました。
7-0大敗からの立て直しと再び日本戦
今回の対戦は、このステージで両チームが戦う2試合目でした。初戦では、日本が7-0と大勝し、その試合をきっかけに中国は3連敗を喫しています。
その後、中国はインドネシアとバーレーンに連勝し、立て直しの兆しを見せていました。重い連敗から抜け出し、勝ち点を積み上げてきた流れを考えると、今回の日本戦はグループ突破に向けた試金石とも言える一戦でした。
しかし、結果は3-1の敗戦。これにより、中国はグループCの最下位に沈むことになり、予選突破に向けて厳しい立場に追い込まれています。
それでも見えた前向きな材料
一方で、ポジティブな要素もありました。まず、試合開始からしばらくは、日本に決定機を多く与えず、守備ブロックを保ちながら粘り強く戦えていた点です。
また、7-0という大敗を経験しながらも、その後にインドネシア戦とバーレーン戦で連勝し、今回の試合でも1点を取り返すなど、メンタル面での粘り強さも見せています。結果こそ伴わなかったものの、ただ崩れ落ちるのではなく、試合の中で修正しようとする姿勢は評価できる部分です。
アジア予選で巻き返すために必要なこと
グループCで最下位となった中国が、今後のアジア予選で巻き返すためには、いくつかのポイントが鍵になりそうです。
- セットプレー対策の徹底:日本戦での2失点は、守備の約束事を整理し直す必要性を示しました。
- 試合の入り方と流れの管理:前半の終盤に連続失点したように、時間帯による集中の波を抑えることが重要です。
- メンタルの安定:大一番でのプレッシャーにどう向き合うかは、長い予選を戦ううえで欠かせません。
2026年W杯本大会への道は、まだ完全に閉ざされたわけではありません。ただし、残り試合での一つ一つのプレーが、これまで以上に重みを持つ局面に入ったことは間違いないでしょう。
アジアサッカー全体のレベルが上がる中で、中国がどのように修正し、次の試合に臨むのか。今後のグループCの行方とあわせて、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








