中国湖南省で埋蔵量1000トン超の超巨大金鉱床 国際ニュース
中国中部の湖南省で、推定埋蔵量が1000トンを超える超巨大な金鉱床が見つかりました。深さ最大3000メートルに広がるとされる今回の発見は、中国本土の資源開発と探査技術の進展を象徴するニュースです。
湖南省で埋蔵量1000トン超の金鉱床
湖南省地質局は木曜日、同省平江県の万古(Wangu)金鉱田で、推定埋蔵量1000トン超の超大型金鉱床が確認されたと発表しました。
地質調査によると、深さ2000メートルまでの範囲で40本以上の金鉱脈が確認され、その段階での金の埋蔵量は約300トンに達します。深さ3000メートルまでを含めた総埋蔵量は1000トンを上回ると試算されており、その価値は約6000億元(約830億ドル)と見積もられています。
湖南省でこれほど大規模な金鉱床が確認されたのは初めてであり、地質局によれば、中国本土全体でも同規模の金鉱床はおよそ5カ所しかないとされています。
今回公表された主なポイントは次のとおりです。
- 場所:湖南省平江県・万古金鉱田
- 確認された金鉱脈:40本以上(深さ2000メートルまで)
- 現在確認済みの埋蔵量:約300トン(2000メートルまで)
- 推定総埋蔵量:1000トン超(3000メートルまで)
- 推定価値:約6000億元(約830億ドル)
深さ3000メートル級で高い探査成功率
今回の成果を支えたのは、1500メートル以深の深部探査に適した新しい技術の導入です。鉱床探査の専門家であるChen Rulin(チェン・ルーリン)氏によると、1500メートルより浅い区域で実施した55本のボーリングのうち、48本で金を含む鉱石が確認され、成功率は87.3%に達しました。
さらに、深さ2000メートル付近でも2本のボーリングで金鉱床が見つかっており、地下深部まで広がる巨大な鉱体の存在を示しています。Chen氏は、多くの岩芯に肉眼で確認できる金が含まれていたと述べ、2000メートル付近の鉱石1トンあたり最大138グラムの金が含まれていたケースもあったとしています。
Liu Yongjun(リウ・ヨンジュン)湖南省地質局副局長は、3D地質モデルの構築など高度な鉱床探査技術を現場で活用したことを強調しました。鉱区の周辺部で行われたボーリングでも金の存在が確認されており、今後の探査でさらなる広がりが見つかる可能性があるとしています。
30年かけた探査、発見は「まだ一部」にすぎない
湖南省地質災害調査・モニタリング研究所のWu Jun(ウー・ジュン)氏は、万古金鉱田が湖南省の歴史上最大の金鉱床であると述べています。現在の成果に至るまでには、約30年にわたる地質サンプルの採取や試錐、詳細な研究が積み重ねられてきました。
ただし、確認済みの鉱量は全体のごく一部にすぎないとの見方も示されています。Wu氏は、現在までに把握されているのはこの鉱床の「小さな断片」にあたるとし、今後の探査では、鉱区の縁辺部や周辺地域に焦点を当てて、残る約700トン分の資源を見つけ出すことを目指すとしています。
国際ニュースとしての意味 資源・技術・地域経済
世界的に金への需要が続くなか、埋蔵量1000トン規模の金鉱床の確認は、国際ニュースとしても注目を集めます。中国本土にとっては、金などの地下資源を安定的に確保するうえで重要な成果となる可能性があります。
一方で、鉱床が深さ3000メートル級に及ぶことは、深部資源の開発技術が新たな段階に入りつつあることも意味します。今回の事例では、3D地質モデルなどの先端的な探査技術が活用され、高い成功率で鉱脈が見つかりました。今後、こうした技術は他の鉱物資源の探査にも応用されていくとみられます。
今後の課題としては、巨大な地下資源をどのように安全かつ持続可能な形で開発していくかが挙げられます。資源確保、地域経済の発展、環境保全のバランスをどのように取っていくのか。湖南省で始まったこの長期プロジェクトの行方は、アジアの資源開発を考えるうえでも、引き続き注視されそうです。
Reference(s):
Over 1,000 tonnes supergiant gold deposit discovered in central China
cgtn.com








