中国・貴州の冬の森を染める赤い実 Chinese yewが見せるまれな光景 video poster
中国・貴州省石阡県の山あいで、この冬、珍しい自然の光景が静かに広がっています。数千本におよぶ野生のChinese yewの木々が、真っ赤な実をびっしりとつけ、冬の陽ざしを受けて宝石のように輝いているのです。
冬の山に現れた「赤い宝石」
舞台となっているのは、石阡県の山林です。Chinese yewの木々が斜面に立ち並び、その枝先には、さくらんぼのような小さな赤い実が無数にぶら下がっています。
これらの実は晩秋に熟し、周囲の木々が葉を落とし始めるころ、静かな山の景観に鮮やかな色を添えます。冬の淡い光を受けた赤い実は、遠くから眺めると点々とした光の粒のように見え、山全体に柔らかな表情を与えています。
晩秋から初冬へ 静けさの中で深まる色
Chinese yewの実が色づくのは、ほかの多くの植物が成長を止める晩秋の時期です。さくらんぼのような形をした赤い実は、そのまま初冬の森を鮮やかに彩り、季節の移ろいを静かに映し出します。
地面は落ち葉で埋め尽くされ、頭上では赤い実が静かに揺れる――そんな対照的な景色が、この森の特徴です。冬枯れの景色の中にだけ、ぽつりと残された華やかさ。それが、この地域のChinese yewが見せる「まれな冬の贈り物」といえそうです。
モノトーンの季節に問いかける、自然の色
冬は、どうしても景色が単調に見えがちな季節です。しかし、中国・貴州省石阡県の山林で見られるChinese yewの赤い実は、そんなイメージに静かに揺さぶりをかけています。
雪に覆われた白の世界でも、葉を落とした茶色の森でもない、赤が主役の冬の風景。こうした光景は、自然の中にはまだ私たちが見慣れていない色やリズムが残されていることを、そっと思い出させてくれます。
忙しい日常から少し離れて、この「赤い冬の森」を思い浮かべてみると、自分の身のまわりの季節の変化にも、もう少し目を向けてみたくなるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








