中国・広西でルーシェンと闘馬祭 多民族の音と熱気に包まれた週末
中国南部の広西チワン族自治区で、竹製楽器ルーシェンの音色と闘馬競技を楽しむ祭りが開かれました。ミャオ族やヤオ族、トン族の人びとが伝統衣装で集い、多くの観光客がにぎやかな雰囲気を味わいました。
中国南部・広西でルーシェンと闘馬の祭り
2025年のルーシェンと闘馬の祭りが、南部の観光地としても知られる中国南部の広西チワン族自治区・柳州市にある融水ミャオ族自治県で、現地時間の土曜日に開幕しました。会場には、ミャオ族、ヤオ族、トン族など複数の民族の人びとが集まり、色とりどりの民族衣装が山あいの町を鮮やかに彩りました。
祭りの会場では、一日を通して音楽や踊り、闘馬競技などさまざまな催しが行われ、観光客も含めた多くの人びとがその雰囲気を楽しんだとされています。
竹製楽器ルーシェンが主役に
開幕式の中心となったのは、ルーシェンと呼ばれる竹製の民族楽器です。ルーシェンは、複数の竹管を束ねた素朴な構造の楽器で、その独特のリズムと旋律が知られています。
ミャオ族やヤオ族、トン族の演奏者たちは、伝統的な刺しゅうや銀の飾りが施された衣装を身にまとい、ルーシェンの合奏や舞踊を披露しました。竹の柔らかな響きが山あいに広がり、音楽と踊りが一体となって祭りの雰囲気を盛り上げました。
- 民族衣装をまとった参加者による華やかなパフォーマンス
- 竹製楽器ルーシェンの合奏や演奏披露
- 闘馬競技をはじめとする観客参加型のイベント
闘馬がつくる迫力ある観戦の場
この祭りのもう一つの目玉が、闘馬と呼ばれる馬の競技です。会場では、馬同士が競い合う闘馬競技が行われ、観客はその力強い動きに見入っていました。会場は歓声とどよめきに包まれ、音楽とはまた違う緊張感が生まれたとみられます。
ルーシェンの素朴な音色と、闘馬競技の迫力あるシーンが同じ空間で展開されることで、訪れた観光客はこの地域ならではの文化と雰囲気を体感する機会となりました。
多民族社会とローカル観光の現在地
ミャオ族、ヤオ族、トン族など、複数の民族が一堂に会するルーシェンと闘馬の祭りは、中国南部の多民族社会の姿をコンパクトに映し出していると言えます。同じ場で音楽や踊り、競技を共有することで、民族ごとの文化が互いに紹介される場にもなっています。
一方で、この祭りが多くの観光客を引きつけていることは、伝統文化と観光が結びつきつつある現状も示しています。地域に根付いた行事を外部の人びとにどう開いていくのか、また次の世代にどう引き継いでいくのかは、多くの地域が直面している共通のテーマでもあります。
山あいの自治県で開かれたこのローカルな祭りは、民族文化の魅力を伝えると同時に、観光や地域づくりのあり方について考えるきっかけを静かに投げかけているように見えます。
Reference(s):
People celebrate Lusheng and Horse Fighting Festival in Guangxi
cgtn.com







