スケルトン女子で中国初のW杯金 趙丹がヤンチンで歴史的快挙
国際ボブスレー・スケルトン連盟(IBSF)ワールドカップの女子スケルトンで、中国の趙丹(Zhao Dan)選手が自国初となる金メダルを獲得しました。北京・延慶(ヤンチン)で行われたレースで、21歳の若いスライダーが歴史を塗り替えています。
中国女子スケルトン史上初の金メダル
現地時間の土曜日に北京のヤンチンで行われたIBSFワールドカップ女子スケルトンで、趙丹選手は2本ともトップでまとめ、合計タイム2分04秒27で優勝しました。
2位には、2022年北京冬季オリンピックの金メダリスト、ドイツのハンナ・ナイセ選手が入り、その差は0.37秒。3位はイギリスのフレイヤ・タービット選手で、タイムは2分04秒68でした。
- 1位:趙丹(中国)2分04秒27
- 2位:ハンナ・ナイセ(ドイツ)+0.37秒
- 3位:フレイヤ・タービット(英国)2分04秒68
強豪ひしめくフィールドの中で、趙選手は安定した滑りを見せ、2本通して首位を譲らない圧巻の内容での勝利となりました。
昨季は銀、今季ついに金へと届いた21歳
同じヤンチンで行われた昨季の同種目でも、趙選手は中国女子として初めてIBSFワールドカップのメダルを獲得しています。タイム差はわずか0.02秒で、当時はティナ・ヘルマン選手(ドイツ)に続く銀メダルでした。
その悔しさから1年足らずで、同じコース、同じワールドカップの舞台で、今度は一番高い表彰台へ。中国女子スケルトンにとって、銀から金へのステップアップとなる象徴的なレースになりました。
「ホームでの夢がかなった」趙丹のコメント
レース後、趙選手は次のように喜びを語りました。
「ようやくホームでの夢をかなえることができました。ここ数年でチーム全体が大きく成長し、きょうは自分のベストの滑りができました。金メダルをとれて本当にうれしいです」と、地元での歴史的勝利を振り返りました。
さらに「これから続く海外での大会でも集中を切らさず、全力を尽くしたい」と話し、ワールドカップシーズンを通した安定した活躍への意欲も示しています。
男子スケルトンも僅差の熱戦に
同じヤンチン大会で行われた男子スケルトンも、トップ争いがコンマ1秒を争う接戦となりました。
優勝したのは、2022年北京大会でも金メダルを獲得しているドイツのクリストファー・グロトヘア選手。タイムは2分01秒93でした。
イギリスのマット・ウェストン選手が、わずか0.01秒差で2位に続き、中国のYin Zheng選手が3位に入り、表彰台をつかみました。
- 1位:クリストファー・グロトヘア(ドイツ)2分01秒93
- 2位:マット・ウェストン(英国)+0.01秒
- 3位:Yin Zheng(中国)
男子でも中国の選手が表彰台に立ったことで、この日のヤンチン大会は中国のスケルトン競技にとって大きな意味を持つ一日になりました。
なぜこの結果が注目されるのか
今回の女子スケルトンでの金メダルは、単なる一つの勝利にとどまらず、中国の冬季スポーツにとって新たな到達点を示す出来事と言えます。
- 中国として女子スケルトン初のワールドカップ金メダル
- 昨季の銀から今季の金へという分かりやすい成長ストーリー
- 男子でも表彰台入りし、種目全体としての層の厚さが見えたこと
とくに、北京冬季オリンピックのレガシーとして整備されたヤンチンのコースで、中国の若い選手が躍動していることは、国内外の冬季スポーツファンにとって象徴的なニュースです。
21歳の趙丹選手が、ここからどこまで成長していくのか。今後のワールドカップシリーズや国際大会での滑りにも、世界の視線が集まりそうです。
Reference(s):
Zhao Dan wins China's first women's skeleton gold at IBSF World Cup
cgtn.com








