中国の都市を歩く:MEET CHINA第9回が映す重慶と広州 video poster
中国を多面的に伝える国際ニュース番組「MEET CHINA」の第9回は、重慶と広州という二つの都市に密着し、地下インフラの大規模刷新から、独特の都市風景、そして歴史と現代が交差する街歩きまで、中国の「いま」を立体的に紹介しています。
年間10万キロの地下パイプ更新、中国の挑戦
2025年、中国は毎年10万キロメートルを超える地下パイプラインを改修する計画を打ち出しました。ここ数年、多くの地域で地下パイプネットワークの改修が加速しており、「MEET CHINA」第9回はこの動きを重慶から取材しています。
中国各地で同時並行で進むこうした改修工事は、規模の大きさだけでなく、組織面でも大きなチャレンジです。番組では、記者のWang Tianyu(王天宇)氏が重慶を訪れ、この複雑なプロジェクトがどのように計画され、どんな手順で進められているのかを現場からリポートします。
また、改修がビジネスにどのような利益をもたらすのかにも焦点が当てられます。安定したインフラは、製造業やサービス業にとって生産性や安全性を左右する重要な基盤であり、番組は地下で進む工事が地上のビジネス環境を静かに変えている姿を伝えています。
「8Dの魔法の都市」重慶の立体都市体験
重慶の魅力として番組が強調するのは、その「8Dの魔法の都市」とも形容される立体的な街並みです。複層的に重なる交通インフラと、独特のリラックスした空気感が同居する様子が印象的に描かれます。
- ビルを貫くように走る地下鉄の車両
- 川の上空を飛ぶように進むケーブルウェー
- 街中を駆け抜ける黄色い「フェラーリ」タクシー
CGTNのホストであるGasthoori Manickam氏が重慶を訪れ、この都市で暮らし、働くとはどういうことかを体験しながら紹介します。立体的な交通網と、どこか肩の力が抜けた街の雰囲気が、映像を通じて伝わってきます。
広州:歴史と製造業が交差する「南の真珠」
番組が続いて訪ねるのは、中国南部の「輝く真珠」として描かれる広州です。世界的な製造拠点としての顔を持ちながら、歴史的な街並みと現代的な高層ビルが隣り合うこの都市では、過去と現在が自然に溶け合っています。
歴史地区「Yongqing Fang」とブルース・リーの足跡
ツアーの出発点の一つとなるのが、歴史地区「Yongqing Fang」です。ここには、広東の伝統芸能を紹介するCantonese Opera Museumや、ブルース・リーの旧居があり、路地に息づくローカルな文化が紹介されます。
Shamian Islandと珠江のナイトクルーズ
さらに番組は、欧州風のヴィラが立ち並ぶShamian Islandへと視点を移します。独特の建築が連なる街並みからは、広州が歩んできた多層的な歴史の一端がうかがえます。
締めくくりには、ネオンに彩られた珠江(Pearl River)のナイトクルーズへ。水面に映る光とともに、工業都市としてのスケール感と、リバーサイドシティとしての華やかさという、広州の二つの顔が切り取られます。
都市の「足元」と「日常」から見る中国のいま
「MEET CHINA」第9回は、地下パイプラインの大規模改修というインフラのニュースと、重慶・広州の街歩きというライフスタイルの視点を組み合わせることで、統計や数字だけでは見えにくい中国の姿を浮かび上がらせています。
インフラ整備という足元の取り組みと、街で暮らす人びとの日常、それぞれに光を当てる今回の内容は、国際ニュースを日本語で分かりやすく知りたい読者にとって、中国の都市を多角的に理解するためのヒントになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








