北京茶博覧会でラフ族の氷島茶が注目 video poster
中国南西部・雲南省の山あいで暮らすラフ族の人々が、長年育んできた特産の氷島茶を携えて北京の茶博覧会に参加しました。2025年に北京で開かれたこのイベントで、少数民族の茶づくりの伝統が首都の来場者の前に姿を現しています。
山の暮らしから北京の茶博覧会へ
ラフ族は、中国南西部の雲南省に暮らす少数民族で、古くからお茶の栽培に携わってきました。険しい山々に囲まれた地域での暮らしの中で、お茶は生計を支える作物であると同時に、日々の生活と深く結びついた文化でもあります。
今回、ラフ族の生産者たちは、故郷の山を離れて北京で開かれた茶博覧会に足を運び、自分たちの氷島茶を直接紹介する機会を得ました。山あいで受け継がれてきたお茶を、大都市の来場者に知ってもらえることに、参加者は胸を躍らせています。
ラフ族の特産・氷島茶
今回紹介された氷島茶は、ラフ族が代々受け継いできた特産品です。山あいの環境を生かして栽培されるこのお茶は、手間を惜しまない栽培と長い経験に支えられています。
ラフ族の人々にとって、氷島茶は単なる商品ではありません。季節の移ろいを感じながら茶畑を世話する日々や、収穫の喜びを家族や仲間と分かち合う時間など、暮らしの記憶が一杯のお茶の中に折り重なっています。
北京で広がる出会いと対話
北京の茶博覧会には、多くの来場者が訪れ、各地のお茶と出会います。都市に暮らす人々にとって、雲南省の山あいで育まれてきた氷島茶は、これまであまり触れる機会のなかった存在かもしれません。
会場では、氷島茶の特徴が紹介されるとともに、その背景にあるラフ族の暮らしや歴史にも関心が向けられています。お茶をきっかけに、地域の文化や生業について静かな対話が生まれている様子がうかがえます。
こうした茶博覧会は、次のような役割も担っています。
- 山間地域の生産者と都市部の消費者が直接つながる場をつくる
- 少数民族の文化や伝統への理解を深めるきっかけになる
- 若い世代が故郷の産業や暮らし方を見直すヒントを提供する
動画で伝わる現場の空気
今回の取り組みは、現地で撮影された動画でも紹介されています。映像を通じて、北京の会場に並ぶ氷島茶や、来場者と向き合うラフ族の人々の表情など、文字だけでは伝わりにくい空気感を感じることができます。
山あいの小さなコミュニティで育まれてきたお茶が、首都の大きな会場で多くの人の目に触れる。ラフ族の氷島茶が北京で紹介された出来事は、地域に根ざした文化や生業が、中国のさまざまな地域へ静かにひらかれていくひとつの姿といえそうです。
Reference(s):
cgtn.com








