ROKから中国へ 戦没志願兵43人の遺骨送還【国際ニュース】
韓国(ROK)から中国本土へ、中国人民志願軍(CPV)戦没者43人の遺骨を送還する計画について、中国退役軍人事務省が発表しました。国際ニュースとして、戦争で命を落とした人々をどのように慰霊し、祖国に迎えるのかが改めて問われています。
中国人民志願軍43人の遺骨、ROKから送還へ
中国退役軍人事務省によると、抗米援朝戦争で命を落とした中国人民志願軍の烈士43人の遺骨が、11月28日に大韓民国(ROK)から中国本土に送還されると発表されています。
発表では、遺骨の引き渡し任務にあたる中国代表団のほか、中国人民解放軍の儀仗隊チーム、そして遺骨を輸送する航空機がROKに向けて出発したと説明されています。
仁川から瀋陽へ:式典の流れ
仁川での引き渡しと追悼
公式な案内によると、11月28日の朝、仁川市内の一時保管施設で、烈士の棺に封印を施し、遺骨引き渡しに関する文書に署名する式典が行われるとされています。
その後、中国代表団と在ROK中国大使館は、仁川国際空港で烈士を追悼する式典を行う予定だとされています。空港での追悼を経て、遺骨は航空機で中国へと運ばれます。
瀋陽での歓迎と埋葬
中国側の計画によれば、遺骨は瀋陽桃仙国際空港に到着し、そこで正式な歓迎式典が行われる見通しです。
さらに、11月29日の朝には、瀋陽市内の墓地で厳粛な埋葬式が実施される予定とされています。こうした一連の儀式を通じて、戦没者の名誉をたたえ、その犠牲に敬意を示すねらいがあります。
遺骨送還が映し出すもの
今回の中国人民志願軍烈士の遺骨送還は、軍事や安全保障だけでなく、人道や歴史認識にも関わる国際ニュースです。戦争で命を落とした人々を祖国に迎え入れる取り組みは、国や立場の違いをこえて、尊厳を守る行為として位置づけられています。
中国側にとっては、烈士とされる人々を丁重に迎え、埋葬することで、歴史を記憶しようとする姿勢を国内外に示す機会にもなります。一方、ROKにとっても、遺骨の発見・保管・引き渡しを通じて、戦没者への敬意と協力の姿勢を示す場となります。
ニュースをどう読むか:3つの視点
このニュースを読み解くうえで、次のような視点が考えられます。
- 戦争の記憶:前線で戦った個々の兵士の存在をどう記憶し、伝えていくのか。
- 人道的協力:遺骨送還という分野での協力が、国同士の信頼や対話の土台になりうるのか。
- 今を生きる私たち:歴史的な出来事をニュースとして読むとき、自分たちの社会や地域とのつながりをどう考えるか。
通勤時間やスキマ時間に触れる国際ニュースの一つとして、こうした遺骨送還の動きをきっかけに、戦争と平和、そして人の命の重さについて、少し立ち止まって考えてみることができそうです。
Reference(s):
New batch of Chinese martyrs' remains to be returned from ROK
cgtn.com








