浙江・湖州に現代アート拠点「China in Art」開館 古代シルクの村から発信
中国・浙江省湖州市の古村Zhenlu村に、新たな現代アートのギャラリー「China in Art」が開館しました。中国の著名な現代芸術家による125点の作品が集まり、古代シルクの歴史を持つ村から最新のアートシーンを世界に発信します。
シルクの古村に生まれた現代アート拠点
ギャラリーが位置するZhenlu村は、約4700年前の絹片が出土したことで知られる古い集落です。長い歴史を持つこの村に「China in Art」が開館したことで、過去と現在の中国文化が交差する場が生まれました。
2025年12月現在、国際ニュースとしても注目されるこの試みは、地方から現代アートを発信する新しいモデルともいえます。
絵画・書から彫刻、没入型体験まで
ギャラリー内部は、テーマごとにいくつかのエリアに分かれています。伝統と現代が交わる絵画・書のホール、立体表現を集めた彫刻ホール、観客が作品世界に入り込むように体験できる没入型スペースなど、多層的な構成です。
現在展示されているのは、中国を代表する書家、彫刻家、画家による125点の代表作です。鑑賞する側は、静かに作品と向き合う時間も、空間全体を感じる体験も選ぶことができます。
国内外のアーティストがビデオで祝福
開館にあたっては、国立中国美術館の館長である呉為山氏や、フランス美術協会会長のレミー・アロン氏をはじめとする国内外の芸術家が、ビデオメッセージで祝意を寄せました。
中国とフランスを含む海外とのつながりが示されたことで、「China in Art」は地域のギャラリーでありながら、国際的な現代アートの交流拠点としての可能性も感じさせます。
著名作家による寄贈作品も展示
展示作品の中には、劉万明氏や陳家泠氏といった著名な芸術家から寄贈された作品も含まれています。作家自身がギャラリーの理念に共感し、作品を託したことは、今後の継続的なコレクション形成にもつながりそうです。
寄贈作品が加わることで、企画展だけでなく常設展示も充実し、訪れるたびに新たな発見がある場所として育っていくことが期待されます。
なぜ今、このギャラリーが注目されるのか
「China in Art」が注目される背景には、地方都市や農村部から文化・芸術を発信しようとする動きがあります。歴史ある村に現代アートの空間をつくることで、観光だけでなく、地域の暮らしや教育にも新しい視点をもたらす可能性があります。
オンラインで国際ニュースや日本語ニュースに触れている読者にとっても、このギャラリーは、中国の現代アートがどのように地域社会と結びつき、国内外とつながろうとしているのかを考える手がかりになります。
今後、どのような企画展や国際交流プログラムが展開されるのか。「China in Art」は、アジアのアートシーンを追ううえで、静かにチェックしておきたい新拠点といえそうです。
Reference(s):
'China in Art' gallery opens in Zhejiang, showcasing contemporary art
cgtn.com







