CBA四川が広東に金星 第3Q猛攻で7年以上ぶり白星 video poster
中国CBAで四川が強豪広東を撃破 7年以上ぶりの白星
中国プロバスケットボールリーグCBAで、四川ブルーホエールズが広東サザンタイガースを104−94で破り、ホームの成都で番狂わせを起こしました。四川がこのリーグ屈指の強豪クラブから勝利を挙げるのは、2017年1月11日以来およそ7年以上ぶりです。
勝負を分けたのは、第3クオーターの猛攻と、米国人ガード、エドモンド・サムナー選手の圧巻のパフォーマンスでした。
この試合の3つのポイント
- 第3クオーターでの41−15と圧倒的なラン
- サムナーの32得点・11リバウンドのダブルダブル
- 広東のスコアラー、Xu Jie選手への徹底マーク
第3Qでゲームが一変 マイナス6点から一気にプラス20点へ
試合は前半終了時点で57−51と、アウェーの広東が6点リードしていました。しかし日曜日に行われたこの一戦で、流れが大きく変わったのは第3クオーターです。
四川はこの10分間で41−15と広東を大きく上回り、わずか6点ビハインドから一気に20点リードの92−72までスコアをひっくり返しました。このランで事実上勝負の行方が決まり、第4クオーターは点差をコントロールしながら逃げ切る展開となりました。
サムナーが32得点 攻守でチームをけん引
この試合の主役となったのが、四川のエドモンド・サムナー選手です。サムナーは32得点、11リバウンドに加え、7アシストと3スティールを記録し、攻守両面でチームをリードしました。
特に第3クオーターだけで16得点を挙げ、チームの大逆転劇を演出しました。自ら得点を重ねるだけでなく、ドライブから味方に的確にパスを散らし、広東ディフェンスを崩し続けた形です。
「自己管理が徹底したお手本」若手に与える影響
試合後、四川のハン・シュオ(Han Shuo)ヘッドコーチは、中国のスポーツ番組のインタビューでサムナーについて次のように語りました。
「彼は自己管理が非常に行き届いていて、国内選手にとって素晴らしい手本です。生活態度、練習への向き合い方、試合に臨む姿勢のどれを取っても、若い選手が学ぶ価値があります」と話し、外国人選手としてだけでなく、チーム文化を引き上げる存在であることを強調しています。
守備から流れをつかむ Xu Jieを第3Qで封じ込め
四川の勝因は、オフェンスだけではありません。ディフェンス面での徹底したゲームプランも光りました。
広東のガード、Xu Jie選手はこの日、シーズンハイとなる32得点をマークしましたが、試合の分岐点となった第3クオーターではフィールドゴール試投数が2本以下に抑え込まれました。
エーススコアラーのボールタッチとシュート機会を減らしたことで、選手層が薄い広東はオフェンスのリズムを失い、このクオーターで大きく離される結果となりました。
「止める」だけでなく「打たせない」守り方
相手エースに対する守備というと、1対1でのブロックやスティールに注目しがちです。しかし今回の四川は、Xu Jie選手にボールが渡る前の段階からプレッシャーをかけ、パスコースを消し、オフボールの動きを制限する守備で流れを変えました。
これは現代バスケットボールで重要になっている、「個人を止める」のではなく「チーム全体で打たせない」守り方の好例と言えます。
番狂わせが示すCBAの競争力
リーグを代表する強豪クラブとして知られる広東に対し、長く白星から遠ざかっていた四川がホームで104−94と完勝したことは、CBA全体の競争バランスが高まっていることも示しています。
一方で、広東にとってはこれが2連敗となり、強豪クラブであっても慢心できないことを印象づける結果となりました。主力を欠く中でどのように立て直すのか、今後の試合運びにも注目が集まりそうです。
日本のバスケファンが注目したいポイント
この試合は、日本のバスケットボールファンにとってもいくつか示唆に富んでいます。
- 第3クオーターのような「一気呵成の時間帯」をどう生み出すか
- 外国籍選手が若手の手本としてチーム文化に与える影響
- エースのシュート数を削る守備戦略の重要性
国際バスケットボールの潮流を知るうえで、中国CBAの試合内容を追うことは、日本のファンや選手、指導者にとっても学びの多い材料となります。今回の四川対広東の一戦は、その好例と言えるでしょう。
Reference(s):
Sichuan upset Guangdong with breakout rally in third quarter
cgtn.com








