中国、BRICSは第三国を標的にせず トランプ次期大統領発言にコメント
中国外交部は火曜日の記者会見で、新興国などが参加する枠組みBRICSについて、第三国を標的にしたり対立をあおったりするものではないと強調しました。発言は、米国のトランプ次期大統領がBRICS諸国に対し、米ドルから離れる場合は100%の関税を科すと警告したことを受けた質問に答えるかたちで行われました。
BRICSは開放性と協力を掲げる枠組みと説明
中国外交部の林剣報道官は北京での定例会見で、BRICSは開発途上国や新興市場国の協力のための重要なプラットフォームだと位置づけました。そのうえで、次のような原則を掲げていると説明しました。
- 開放性
- 包摂性
- ウィンウィンの協力
- 非対立
- いかなる第三国も標的にしないこと
林報道官は、こうした原則は、参加国が共通の発展や繁栄を追求するためのものだと述べ、中国としてもこの方向性を維持していく考えを示しました。
トランプ次期大統領の100%関税発言
会見では、米国のトランプ次期大統領による最近の発言についても質問が出ました。トランプ氏は、BRICS諸国が米ドルの利用から離れる場合には、これらの国々に対して100%の関税を課すと警告しています。
関税は本来、貿易政策の強力な手段であり、特定の国や地域に対する圧力として使われることもあります。今回は、通貨や決済のあり方、そしてそれに対する政治的なメッセージが重なった形で受け止められています。
中国が強調するBRICS協力の方向性
林報道官は、中国は今後もBRICSのパートナーと協力し、さまざまな分野での実務的な連携をさらに深めていく意向を示しました。また、その協力を通じて、世界経済の持続的かつ安定した成長に一層貢献したいと述べました。
ここで中国が前面に出しているのは、対立や排他ではなく、協調や共同発展というキーワードです。トランプ氏の強い言葉とは対照的に、BRICSをあくまで開かれた協力の場として位置づけようとする姿勢がにじみます。
ドル依存と多国間協力をめぐる問い
今回のやり取りは、次のような点をあらためて浮かび上がらせています。
- 世界経済はどこまで特定の通貨に依存すべきなのか
- 関税という強い措置は、通貨や金融の議論にどのような影響を与えるのか
- BRICSのような新興国グループは、既存の国際秩序とどのように向き合うのか
いずれの問いにも簡単な答えはありませんが、中国が強調する開放性、包摂性、ウィンウィンの協力というキーワードは、緊張が高まりやすいテーマに対して、あくまで対話と協力の枠組みで応じようとするシグナルとも読むことができます。
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Reference(s):
BRICS doesn't target others, says China in response to Trump's remarks
cgtn.com








