中国の鉄道旅客数が40億人突破 2024年に過去最高を更新
2024年1〜11月の中国の鉄道旅客数が40億人を超え、過去最高を更新しました。鉄道網の総延長や駅の数、都市のカバー率も大きく伸びており、中国のインフラ整備の規模とスピードがあらためて浮き彫りになっています。
2024年1〜11月で40億人超を輸送
中国国家鉄路集団によると、2024年1〜11月に鉄道を利用した旅客は累計で40億人を超え、記録的な水準に達しました。この期間だけで人口の数倍に相当する人々が鉄道を利用した計算になり、鉄道が日常の移動手段として広く定着していることがうかがえます。
主要な数字を整理
- 鉄道旅客数(2024年1〜11月):40億人超
- 鉄道営業距離:16万キロメートル超
- 高速鉄道の営業距離:4万6,000キロメートル超
- 旅客駅数:3,300駅超(うち高速鉄道駅は1,300駅超)
これらの数字は、2024年時点で中国の鉄道網がすでに巨大な規模に達していることを示しています。
16万キロを超える鉄道網と高速鉄道
中国全体の鉄道営業距離は16万キロメートルを超え、そのうち高速鉄道が4万6,000キロメートル以上を占めています。高速鉄道の割合が高いことは、長距離移動だけでなく、中距離のビジネス出張や観光でも鉄道が使いやすくなっていることを意味します。
高速鉄道駅も1,300駅以上が整備されており、主要都市だけでなく、地方都市にも高速列車が停車する環境が広がっています。
都市の99%をカバーする鉄道ネットワーク
鉄道網の特徴として注目されるのが都市のカバー率です。中国の鉄道ネットワークは、人口20万人以上の都市の99%をカバーしています。また高速鉄道ネットワークも、人口50万人以上の都市の97%をカバーしているとされています。
つまり、中国本土の中規模から大規模な都市のほとんどが、通常の鉄道か高速鉄道、あるいはその両方で結ばれていることになります。
私たちの生活に引き寄せてみると
こうした鉄道網の広がりは、現地の人々の生活や地域経済にさまざまな影響を与えていると考えられます。
- 地方都市から大都市への通勤や出張がしやすくなる
- 観光地へのアクセスが向上し、地域の魅力を発信しやすくなる
- 自動車や航空機から鉄道への移動シフトが進むことで、環境負荷の軽減につながる可能性がある
インフラが整うことで、人の動きやビジネスの流れが変わり、結果として地域間のつながり方も変化していきます。
アジアのインフラ競争と日本への示唆
中国の鉄道網の拡大は、アジア全体のインフラ整備の流れの中でも重要な動きです。広大な国土を高速鉄道で結ぶ試みは、都市と地方の格差をどう縮めるかという課題への一つのアプローチと見ることもできます。
日本や周辺の国々にとっても、次のような問いを投げかけています。
- 人口減少や都市集中が進む中で、どのような交通インフラが持続可能なのか
- 鉄道や公共交通を中心とした移動のあり方を、どうアップデートしていくのか
- 地方と都市を結ぶネットワークを、経済と生活の両面からどうデザインするのか
2024年の中国鉄道の数字は、単なる記録更新というニュースにとどまらず、アジアのインフラや都市政策を考えるための一つの材料になりそうです。
Reference(s):
China's railway passenger traffic exceeds 4 billion in first 11 months
cgtn.com







