冬の森が五色に染まる 中国貴州省Shazipo Townの絶景 video poster
2025年の冬、中国貴州省YinjiangのShazipo Townでは、森一面が赤、オレンジ、黄色、濃い緑から淡い緑まで、五色のグラデーションに染まりつつあります。森林率が70%を超えるこの地域では、冷え込みが訪れるたびに色づきが深まり、国際ニュースではあまり取り上げられない静かな季節のドラマが進行しています。
色とりどりの葉が重なり合う斜面を歩けば、足元には落ち葉のじゅうたん、見上げれば多層的な色の帯。都市部から訪れた人々が、思わず立ち止まり、スマートフォンでその瞬間を切り取る姿も見られるといいます。
冬の森を染める「五色のグラデーション」
Shazipo Townの森の特徴は、赤やオレンジに色づく木々と、一年を通じて緑を保つ木々が入り混じっていることです。寒さが進むにつれて、紅葉が早い木から順に色を変え、遅れて緑の葉が淡い色に変化していくため、単色ではなく帯状のグラデーションが生まれます。
ユーザーの報告によれば、この地域は森林が土地の7割以上を覆っているとされ、広いエリアで同じような景色が続くため、見る場所や時間帯によって印象が変わるのも特徴です。朝の柔らかな光の中では淡い色合いが強く出て、夕暮れ時には赤やオレンジが際立つなど、同じ斜面でも表情が変わります。
観光と環境保全、両方を大切にしたい理由
こうした自然の風景は、人を引きつけると同時に、地域にも新しい経済的なチャンスをもたらします。週末ごとに足を延ばす小さな旅行や、自然を楽しむエコツーリズムが広がれば、地元の飲食や宿泊、移動サービスにも波及効果が生まれます。
一方で、人気が高まるほど、ゴミの持ち帰りや遊歩道の整備、希少な植物を踏み荒らさない工夫など、環境保全への配慮が欠かせません。美しい風景を「消費する」だけでなく、次の季節、そのまた先の世代にどう残していくかという視点が問われています。
デジタル世代が自然とつながるきっかけに
オンラインで国際ニュースや日本語ニュースを読み、SNSで情報を共有するデジタルネイティブ世代にとって、遠く離れた中国の一地方の森の話題は、一見すると身近ではないかもしれません。それでも、画面越しにこうした季節の変化を知ることは、自分の暮らす地域の自然環境を見直すきっかけにもなります。
紅葉の名所に出かけるとき、あるいは近所の公園を歩くときに、「この風景をどう守り、次の季節につなげていけるか」を少しだけ考えてみる。Shazipo Townの冬の森は、そんな静かな問いかけを、色彩豊かな景色を通じて私たちに投げかけているように見えます。
Reference(s):
cgtn.com







