中国・貴州省の「夫婦の木」、黄と紅が織りなす初冬の絶景 video poster
2025年12月の初冬、中国南西部・貴州省銅仁市のQinxing村で、イチョウとカエデの古木が見頃を迎えています。2本の木は寄り添うように立ち、その姿から夫婦の木と呼ばれています。
初冬の空気が生んだ黄と紅のコントラスト
現地の初冬の冷え込みと穏やかな日差しが、多くの植物に色を添えています。とくに、この古いイチョウの木とカエデの木は、一年のなかでも最も映える時期に入りました。
イチョウは鮮やかな黄金色に、カエデは深い紅色に染まり、互いの枝葉が重なり合っています。黄と紅が交差する様子は、まるで2人が肩を寄せ合っているかのようなコントラストをつくり出し、見る人の目を引きつけます。
村全体を包む初冬のパレット
伝えられているところによると、Qinxing村ではこの時期、夫婦の木だけでなく、多くの植物が冬支度を始めながら色づいています。早い冬の空気は、木々や草花にそれぞれの色を与え、村全体が柔らかなグラデーションに包まれていると考えられます。
その中で、古木のイチョウとカエデは、
- 長い年月を生きてきた存在感
- 黄と紅という対照的な色合い
- 寄り添うような立ち姿
によって、特別なシンボルとして目を引きます。
ローカルな風景が国際ニュースになる理由
一見すると、小さな村の一本の風景にすぎない出来事が、日本語で読める国際ニュースとして伝えられる背景には、デジタル時代ならではの広がりがあります。
スマートフォンで撮影された一枚の写真や短い動画が、SNSを通じて世界中に届く今、遠く離れた地域の季節の変化や日常の景色が、多くの人に共有されるようになりました。貴州省の夫婦の木も、その象徴的な例の一つと言えるでしょう。
デジタルネイティブ世代が感じる「癒やし」
都市部で忙しく働く人や学ぶ人にとって、自然のニュースや風景の話題は、情報の洪水の中にある小さな「余白」として機能します。
- 日々のニュースから少し離れて、季節の移ろいを感じられる
- 画面越しでも、色や光から安らぎを得られる
- 自分の暮らす場所との違いや共通点を考えるきっかけになる
こうした点が、夫婦の木のような話題が、SNSでシェアされやすく、会話の種にもなりやすい理由の一つです。
季節の風景が教えてくれること
貴州省のQinxing村で黄金色と紅に染まる夫婦の木は、華やかな景観であると同時に、私たちにいくつかの問いも投げかけています。
気候の変化に揺れる世界のなかで、季節ごとに色を変える木々を、これからもどのように守っていくのか。都市と地方、デジタルと自然との関係をどう結んでいくのか。そうした大きなテーマを、静かに考えるきっかけにもなります。
国際ニュースを日本語で追いかける私たちにとって、遠い場所の一風景は、「どこかの誰かの日常」がたしかに存在していることを実感させてくれます。2025年の初冬、貴州省の夫婦の木は、そのことを静かに語りかけているようです。
Reference(s):
'Husband-and-wife' trees welcome their prime season in Guizhou village
cgtn.com







