中国バスケ:上海シャークスが浙江を124-94で圧倒、6連敗ストップ
中国バスケットボールリーグで、上海シャークスが浙江ゴールデンブルズを124-94で下し、続いていた6連敗をついに止めました。今季わずか2勝目ながら、内容面でもインパクトのある一戦となり、中国スポーツの動きを日本語で追いたい読者にとっても注目の試合です。
124-94の大勝でトンネル脱出、今季2勝目
試合は中国東部の上海市で金曜夜に行われました。ホームの上海シャークスは、ここまで6連敗と苦しい状況が続いていましたが、この日は攻守がしっかり噛み合い、124-94と30点差をつけて浙江ゴールデンブルズに快勝。長いトンネルを抜けて、今シーズン2勝目をつかみました。
立ち上がりは浙江ペース、終盤で流れを変えた第1クォーター
第1クォーター序盤はアウェーの浙江が主導権を握ります。11-6のランで先行し、その後もしばらくリードを保つ展開となりました。
しかし、クォーター残り約4分で流れが変わります。ホームの上海で存在感を示したのがケネス・ロフトン選手です。この時間帯だけで8得点、2アシスト、1ブロックと攻守で躍動し、上海が一気に追い上げ。第1クォーター終了時には28-25と上海が逆転してリードを奪いました。
ロフトンがインサイドを支配、第2クォーターで一気に15点差
第2クォーターに入ってもロフトン選手の攻撃力は衰えません。ゴール下(ペイントエリア)へのアタックを繰り返し、浙江の守備を崩し続けました。
浙江はロフトン選手を止めるためにマークを厚くせざるをえず、その結果として他の選手へのケアやリバウンド対応が後手に回ります。上海はこの隙を突いてオフェンスリバウンド(攻撃側のリバウンド)を多く拾い、セカンドチャンスから着実に得点を重ねました。
このクォーターは上海が39-27と大きく上回り、前半終了時点でスコアは67-52。上海が15点リードとし、試合の主導権をしっかり握ります。
後半開始直後のランで勝負あり、第3クォーターで決定的な差
後半に入っても上海の勢いは止まりません。第3クォーター開始からわずか2分足らずでリードを20点差の72-52に広げると、その後もロフトン選手を中心に攻撃を継続します。
浙江はロフトン選手を止めきれず、上海の15-0のラン(連続得点)を許してしまいます。この時点でスコアは99-66。終盤を待たずに、試合はほぼ勝負ありという展開になりました。
最終クォーターでの反撃も届かず、浙江は課題を残す
第4クォーター、浙江は選手の組み合わせ(ローテーション)を変えながら追い上げを図りました。ディフェンスで強度を高めようとし、オフェンスでも流れをつかもうとしますが、なかなか得点のリズムが続きません。
点差が大きく開いた状態では、1本ごとのミスが重くのしかかります。最後まで諦めずにプレーしたものの、序盤からのビハインドを埋めるには至らず、そのまま上海での黒星となりました。
この試合から見えるポイント
今回の上海シャークス対浙江ゴールデンブルズの一戦からは、いくつかのポイントが見えてきます。
- エースの存在感:ロフトン選手のように、インサイドで圧倒できる選手がいると、相手は守備を絞らざるをえず、チーム全体の攻撃が生きてきます。
- リバウンドの重要性:浙江がロフトン選手への対応を優先した結果、オフェンスリバウンドを多く許したことは、スコアの差に直結しました。
- 試合の流れ:第1クォーター終盤と第3クォーター序盤のランが、そのまま勝敗を分ける展開となりました。短い時間の集中力の差が、大きな点差につながったと言えます。
- 連敗中のチームにとっての1勝:6連敗後の勝利は、単なる1勝以上の意味を持ちます。内容の伴った大差の勝利は、チームの自信回復にもつながりそうです。
中国バスケットボールリーグの試合展開や選手の活躍を追っていくと、スコアの裏側にある戦術や流れの変化が見えてきます。こうした視点で見ると、一試合ごとに新しい発見があり、国際スポーツニュースとしても一層楽しめるはずです。
Reference(s):
Shanghai Sharks upset Zhejiang Golden Bulls, end 6-game losing streak
cgtn.com








