ベルリン動物園の双子パンダ、名前は「夢」のメンハオとメンティエンに video poster
ベルリン動物園の双子の赤ちゃんパンダに、ついに正式な名前がつきました。中国語の名前はメンハオ(Meng Hao)とメンティエン(Meng Tian)、ドイツ語の愛称はレニ(Leni)とロッティ(Lotti)。「夢」をテーマにした名付けと、ベルリンの街へのさりげないオマージュが話題になっています。
双子パンダの名前は「美しい夢」と「甘い夢」
ベルリン動物園は金曜日、今年8月22日に生まれた双子のメスの赤ちゃんパンダの名前を発表しました。生後3か月あまりの2頭が与えられたのは、次の名前です。
- メンハオ(Meng Hao)……「美しい夢」という意味
- メンティエン(Meng Tian)……「甘い夢」という意味
どちらも「夢」をイメージさせる名前で、生まれたばかりの小さな命に対する、穏やかであたたかな願いが込められていると受け取れます。
母親メンメンの名を受け継ぐ、中国の伝統
今回の命名には、中国の伝統が反映されています。2頭の名前には、母親パンダのメンメン(Meng Meng)と同じ「メン(Meng)」の音が含まれています。
中国では、親の名前の一部を子どもの名前に受け継ぐことで、家族のつながりや連続性を表現することがあります。今回の双子パンダも、その流れをくむ形で名付けられました。
メンメン、メンハオ、メンティエンと、音のリズムも心地よく、聞くだけで親子の関係がイメージしやすい組み合わせです。
レニとロッティ――ベルリンゆかりの愛称
中国語の正式名とは別に、ベルリン動物園は2頭にドイツ語の愛称もつけています。それが、レニ(Leni)とロッティ(Lotti)です。
レニは、ベルリンのシェーネベルク地区で生まれた俳優でありアイコン的存在のマレーネ・ディートリヒへのオマージュとされています。一方のロッティは、近くにあるシャルロッテンブルク地区の名前に遊び心を込めて由来づけられました。
中国語の名前が親子のつながりと「夢」を表し、ドイツ語の愛称がベルリンという都市との結びつきを示す――二重構造の名付けは、国境を越えた物語性を感じさせます。
国際ニュースとしてのパンダ命名――何が見えてくるか
今回の双子パンダの命名は、単なる「かわいいニュース」にとどまらず、いくつかのポイントを示しています。
- 中国語とドイツ語、二つの言葉で意味を持たせた名前
- 母親パンダの名前を受け継ぐ、中国の伝統の反映
- ベルリンの地名や著名人にちなんだ愛称による、地域とのつながり
動物園という公共空間で、名前を通じて文化や歴史、街への愛着がさりげなく織り込まれていることは、国際都市ベルリンらしい姿ともいえます。
2025年の今、世界のニュースは政治や経済の緊張を伝えるものが多くなりがちです。その一方で、双子の赤ちゃんパンダに「美しい夢」「甘い夢」と名付ける出来事は、人と動物、そして都市と文化が穏やかにつながる瞬間を映し出しています。
メンハオとメンティエン、そしてレニとロッティ。4つの名前に込められた物語を知ると、遠く離れたベルリンの動物園が、少し身近に感じられるかもしれません。
Reference(s):
Meng Hao, Meng Tian: Names of baby panda twins at Zoo Berlin revealed
cgtn.com








