FISスノーボードW杯ハーフパイプ 蔡雪桐と呉少彤が決勝進出
FISスノーボードW杯ハーフパイプの女子予選が、中国・河北省崇礼の雲頂スノーパークで行われ、中国のベテラン蔡雪桐と呉少彤がそろって決勝進出を決めました。アジア勢と世界トップが拮抗する今季の注目種目で、中国代表が好スタートを切っています。
金曜予選で中国勢2人が決勝進出
女子ハーフパイプの予選は金曜日に行われ、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のワールドカップ開幕戦として各国から27人が出場しました。予選は1組のみの一本勝負方式で、上位8人が決勝に進むルールでした。
31歳の蔡雪桐は1本目で87.75点をマークし、全27人中3位につけました。予選トップは日本の15歳、清水さら選手で92.00点、2位には米国のマデリン・シャフリック選手が91.00点で続き、3人の得点差は小さく僅差の争いとなりました。蔡は昨季ワールドカップのディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今大会でも、安定感のある滑りで実力を示した形です。
同じく中国代表の呉少彤は、2本目で78.50点を出して7位に入り、決勝に滑り込みました。
蔡雪桐「今季のスタートにワクワク」地元ハルビンへの思いも
ベテランオリンピアンの蔡は、シーズン初戦を終えて「今シーズンのスタートにとてもワクワクしています。コースでの時間を本当に楽しんでいます。決勝ではもっと高い難度に挑戦したいです」と笑顔で語りました。
さらに「来年は、2025年冬季アジア大会が地元ハルビンで開かれます。私の故郷なので、とても楽しみです」と話し、ホーム開催となる大舞台への意欲も口にしました。
呉少彤は2本目で立て直し 7位で決勝へ
呉も予選後、「今季最初の大会だったので少し緊張していました。2本目の方がうまくいきましたが、まだ細かい部分に課題が残っています。決勝では難度を上げて、ベストを尽くしたいです」と振り返りました。
1本目で思うような得点を伸ばせなかった呉は、2本目で高さと安定感を取り戻してスコアを伸ばし、最終的に78.50点で7位を確保。経験を積みながら、代表内での競争にも食らいついています。
清水さらが予選首位 アジア勢が存在感
今回の予選では、日本の清水さら選手が15歳ながら92.00点で首位に立ちました。アメリカのシャフリック選手(91.00点)、中国の蔡雪桐(87.75点)が続き、アジアの若手と中国のベテラン、北米勢が入り混じる構図となっています。
- 1位:清水さら(日本)92.00点
- 2位:マデリン・シャフリック(米国)91.00点
- 3位:蔡雪桐(中国)87.75点
- 7位:呉少彤(中国)78.50点
北京冬季五輪の会場としても知られる崇礼の雲頂スノーパークは、難度の高い技とダイナミックなエアを引き出しやすいコースレイアウトで、選手たちの個性が表れやすいと言われます。今大会でも、10代の新星からベテランまで、多様なスタイルの滑りが見られました。
決勝で注目したい3つのポイント
予選を経て見えてきた、女子ハーフパイプ決勝で注目したいポイントを3つに整理しました。
- ベテランと次世代の対決:長年トップシーンをけん引してきた31歳の蔡雪桐と、15歳の清水さらの点差はわずか。経験と勢いのぶつかり合いが見どころです。
- 高難度と安定感のバランス:決勝ではより難しい技構成が求められる一方で、ミスをすれば大きく減点されます。蔡と呉がどこまでリスクを取るのかが勝負の鍵になります。
- アジア勢の存在感:中国と日本の選手が上位に名を連ねる中、アジア勢がどこまで表彰台争いをリードできるかは、今後の国際シーンを占う指標にもなります。
シーズン序盤のFISワールドカップは、選手にとって技の完成度を試しつつ、大きな国際大会に向けた調整の場でもあります。崇礼での決勝の結果が、その後の冬季アジア大会など国際大会の勢力図にどのように反映されていくのかも、引き続き注目されます。
Reference(s):
China's Cai, Wu advance to FIS Snowboard Halfpipe World Cup final
cgtn.com








