中国の新エネルギー車販売が急増 11月に約127万台、普及率52.3%
中国本土の新エネルギー乗用車市場で11月の販売が約127万台と大きく伸び、国内販売の過半を占める水準に達したことが、業界団体の統計で分かりました。中国の電動車市場が2025年も加速していることを示すニュースです。
11月の販売・生産は約5割増、勢い続く
中国乗用車市場を分析する中国乗用車協会(CPCA)によると、11月の新エネルギー乗用車(電気自動車やプラグインハイブリッド、燃料電池車など)の小売販売台数は約127万台でした。前年同月比で50.5%増、前月比でも5.9%増と、高い伸びが続いています。
生産台数も約148万台と堅調で、前年同月比49.3%増、前月比7.1%増でした。需要拡大を背景に、生産も販売ペースに合わせて増加している形です。
- 11月小売販売:約127万台(前年同月比+50.5%)
- 11月生産:約148万台(前年同月比+49.3%)
- 前月比:販売+5.9%、生産+7.1%
新エネルギー車の普及率は52.3%に
11月の新エネルギー車の国内市場浸透率は52.3%に達しました。これは、乗用車として販売されたクルマのうち、約2台に1台以上が新エネルギー車だったことを意味します。
CPCAのデータによれば、今年1〜11月の新エネルギー乗用車の累計小売販売台数は959万台となり、前年同期比で41.2%増えました。台数ベースでも伸びが続いているだけでなく、市場全体の構造が内燃機関車から電動車へと着実に移りつつあることがうかがえます。
輸出は11月に一服も、年初来では2桁成長
一方で、11月の新エネルギー乗用車の輸出台数は約8万台となり、前年同月比で6.3%減少しました。月ごとの数字では振れも見られます。
しかし、今年1〜11月の累計輸出台数は約117万台と、2023年の同じ期間と比べて24.6%増えています。年単位で見ると、中国本土からの新エネルギー車輸出はなお拡大基調にあると言えます。
- 11月輸出:約8万台(前年同月比−6.3%)
- 1〜11月輸出累計:約117万台(2023年同期比+24.6%)
日本の読者にとっての意味:EVシフトのスピード差
この中国本土の新エネルギー車市場の動きは、日本の自動車産業やエネルギー政策にとっても無関係ではありません。国内市場で新エネルギー車が販売の半分を超える水準に達していることは、電動化への投資やインフラ整備、ソフトウエア開発を含めた産業構造全体の転換が進んでいることを示しています。
一方、日本市場では依然としてガソリン車やハイブリッド車が主流です。充電インフラや電力の脱炭素化、電池の供給網など、ハードとソフトを含めた長期戦略が問われています。
国際ニュースとして中国本土の新エネルギー車の数字を追うことは、単なる他国の話ではなく、日本を含む各国の産業や生活の将来像を考えるヒントにもなります。今後、各国や地域がどのようなペースと方法で電動化を進めていくのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








