ISUショートトラック北京大会、公式グッズ完売が映す冬季スポーツ熱 video poster
2024-25年シーズンの国際スケート連盟(ISU)ショートトラック・ワールドツアー北京大会で、会場の公式グッズ売り場に長い行列ができました。観戦と消費が一体となったこの光景は、冬季スポーツの商業的な広がりを象徴しています。
ISUショートトラック北京大会で見えたファンの熱量
国際ニュースとしても注目された今回の北京大会は、競技フォーマットがアップグレードされたことに加え、公式ライセンス商品や多彩な記念品がそろったことでも話題になりました。日本語ニュースとしても追いかけたいポイントは、リンク外での盛り上がりが非常に大きかったという点です。
会場では、多くのファンがグッズ売り場に並び、選手や競技への思いを形にしようとしていました。あるファンは、CGTNのスポーツ番組のインタビューで次のように話しています。
「リウ・シャオリンとリウ・シャオアンが好きなんです。自分の名前にも『リン』が入っているので、同じ音の名前の選手を応援したくて。もちろん、スン・ロンやリ・ウェンロン、女子選手たちもみんな応援しています。中国代表、がんばれ!」
こうした声からは、単に有名選手だからではなく、「名前が近い」「共感できる」といった個人的なつながりをきっかけにファンが生まれている様子がうかがえます。
公式グッズがほぼ完売 運営側も予想以上の手応え
会場で販売を担当した公式ライセンス商品のストアマネジャー・奚志剛(シー・ジーガン)氏は、販売状況について次のように語りました。
「この大会の公式グッズは、とてもよく売れています。在庫が少し足りなくなっているほどです。ファンの皆さんの熱気が本当にすごくて、主力商品の多くは前日の朝までにほぼ売り切れになりました。次回は、ファンの皆さんの需要にもっと応えられるよう、十分な準備をしたいと思います。」
大会公式のライセンス商品から、よりカジュアルな記念品まで、幅広いラインアップが用意されたことで、多くの観客が何かしら商品を手に取ったといいます。結果として、冬季スポーツイベントの「商業的なインパクト」がさらに高まる形となりました。
なぜグッズ販売が冬季スポーツの成長エンジンになるのか
今回のISUショートトラック北京大会の事例は、冬季スポーツビジネスの可能性を考えるうえで、いくつかの示唆を与えてくれます。
- 収益源の多様化
チケットだけに頼らず、公式グッズや記念品が安定した収益源となることで、大会運営や選手育成の基盤が強化されます。 - ファンとの長期的なつながり
ユニフォーム、タオル、キーホルダーなどのグッズは、観戦後も日常の中で使われ続けます。これはファンが競技やチームを思い出すきっかけとなり、長期的なロイヤルティ(継続的な支持)につながります。 - 「体験」を拡張する役割
現地観戦は一日で終わりますが、グッズを手にしたファンは、その体験をSNSで発信したり、友人・家族との会話のネタにしたりします。これが新たな観客を呼び込む循環を生み出します。
今回の北京大会は、こうしたポイントをうまく押さえた結果として、ファンの満足度と商業的な成果を同時に高めたと言えます。
日本のスポーツビジネスへのヒント
国際ニュースとして報じられるこうした動きは、日本のスポーツシーンにとっても無関係ではありません。特に、スケートやスキーなど冬季スポーツの人気を高めたい日本にとって、北京大会の事例は参考になる部分が多いと考えられます。
- 競技フォーマットの工夫と、会場体験(グッズ・演出・サービス)をセットで設計すること
- 選手のキャラクターやストーリーと結びついた商品づくりを行うこと
- 観客がSNSでシェアしたくなるようなデザインや購入体験を重視すること
newstomo.comの読者のように、国際ニュースやスポーツの動きをオンラインで追いかける層にとって、スポーツイベントは「見る」だけでなく「参加し、共有する」体験になりつつあります。ISUショートトラック・ワールドツアー北京大会で見えた熱気は、冬季スポーツの未来像の一つを示しているのかもしれません。
考えたい問い:あなたなら何を持ち帰る?
もしあなたがこの北京大会に観客として足を運んでいたとしたら、どんなグッズを選んだでしょうか。お気に入りの選手の名前が入ったアイテムか、それとも大会ロゴが入った記念品か。
一つひとつのグッズの選択には、ファンそれぞれのストーリーや価値観が反映されています。スポーツビジネスのニュースを追いながら、自分ならどんな形でスポーツと関わりたいのか、静かに考えてみるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








