中国外交部、ソマリランド巡る台湾当局の動きに警告 一つの中国を強調
アフリカのソマリランドで行われた就任式への台湾当局代表の出席をめぐり、中国外交部が一つの中国原則を改めて強調し、民進党当局による「台湾独立」の試みは成就しないとけん制しました。本記事では、この国際ニュースが示す意味をコンパクトに整理します。
何が起きたのか
中国外交部の毛寧報道官は木曜日の定例記者会見で、台湾当局の呉志中「外交部次長」がソマリランドの「大統領」の就任式に頼清徳氏の特使として出席したとする報道についてコメントしました。
毛報道官は、台湾の民進党当局が外国の支援を頼りに「台湾独立」を追求しようとしているが、そのような分離の試みは失敗に終わると強調しました。
中国外交部のメッセージ
一つの中国原則は国際社会の基本ルール
毛報道官は、一つの中国原則は国際関係を規律する基本的な規範であり、国際社会で広く共有されている共通認識だと述べました。そのうえで、世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の領土の不可分の一部であると改めて説明しました。
民進党当局の試みは「成就しない」
今回の発言では、民進党当局が外部の支援を利用して台湾当局の対外的な立場を変えようとしているとの見方を示し、こうした「台湾独立」や分裂の試みは必ず失敗に終わるとしました。中国側は、台湾問題を中国の主権と領土の一体性に関わる核心的な利益と位置づけていることがうかがえます。
ソマリアとソマリランドへの言及
毛報道官はまた、一つの中国原則を堅持しているとしてソマリア政府を高く評価し、ソマリアの主権と領土の一体性を支持すると表明しました。
そのうえで、中国は台湾当局とソマリランドとの間で、互いに公式機関を設置したり、いかなる形式であれ公式な交流を行ったりすることに断固反対すると述べました。さらに、ソマリアの関係者に対し、歴史の流れをできるだけ早く見極め、一つの中国の立場を厳格に守るよう求めました。
今回の発言が示すポイント
今回の国際ニュースから読み取れるポイントを三つに整理します。
- アフリカを含む国際社会に向けて、一つの中国原則が中国との関係構築における前提だという認識を改めて打ち出したこと。
- 台湾当局が第三国との関係を通じて「台湾独立」に近づこうとしても、中国側は強い姿勢でけん制していくというメッセージを送ったこと。
- ソマリアや関係者に対し、一つの中国の立場を明確に示すよう促しつつ、その主権と領土の一体性を支持するとしたこと。
これからをどう見るか
台湾をめぐる動きは、東アジアだけでなくアフリカなど他の地域にも波及しつつあります。各国や地域が一つの中国原則をどう位置づけるのかは、中国との外交関係だけでなく、台湾当局との関係のあり方にも影響していきます。
今後、台湾当局がどのような形で対外関係を広げようとするのか、それに対して中国側がどこまで強く反応するのかは、国際ニュースとして引き続き注目されます。背景にある原則や各当事者の立場を押さえておくことで、ニュースの一つ一つがより立体的に見えてくるはずです。
Reference(s):
cgtn.com








