習近平国家主席、新任28人の大使から信任状受理 中国の現代化と協調を強調
中国の習近平国家主席は北京で、新たに着任した28人の駐中国大使から信任状を受け取り、中国の現代化と国際協調に向けたメッセージを発信しました。
北京で28人の新任大使が信任状を捧呈
木曜日、中国の習近平国家主席は北京で、新たに着任した28人の各国大使から信任状を受け取りました。今回着任したのは、オランダ、モロッコ、カンボジア、北マケドニア、ジョージア、スペイン、アルゼンチン、タイ、キプロス、スリランカ、モルディブ、マリ、ラトビア、デンマーク、アイルランド、ジンバブエ、モンゴル、ノルウェー、ナウル、フィンランド、モンテネグロ、エルサルバドル、スロベニア、ベネズエラ、チャド、ソマリア、ネパール、バングラデシュの大使です。
信任状は、新任大使が赴任先の国家指導者に提出する正式な文書で、両国間の外交関係のスタートを象徴するものです。習主席は式典後のあいさつで、各国大使を歓迎し、中国側として彼らの職務遂行を支援する用意があると述べました。
「中国の歴史と広大な国土を見てほしい」
習主席はスピーチの中で、中国の長い歴史と広大な国土に触れ、大使たちにさまざまな地域を訪れ、中国をより深く理解してほしいと呼びかけました。そして、新任大使が「交流の架け橋」「協力の推進者」「友好の使者」となり、中国と世界を結ぶ役割を果たすことへの期待を示しました。
300超の改革案と「中国式現代化」の共有
習主席は、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議で、中国の現代化を推進するための包括的な改革方針が示され、300を超える重要な改革措置が打ち出されたことにも言及しました。
そのうえで、「中国の現代化は、世界から切り離された一国だけの道ではない」と強調し、中国は自国の発展機会を世界と分かち合い、他国とともに平和的な発展、互恵協力、共通の繁栄を実現していくと述べました。
地政学的対立から気候変動まで 課題への「連帯」を提唱
習主席はまた、現在の国際社会が直面している大きな課題として、地政学的な対立、一方主義、保護主義の高まり、気候変動などを挙げました。こうした問題に対応するには、各国が連携し、国際社会の団結と協力を強めることが不可欠だと訴えました。
多極化とグローバル化に対する中国の立場
習主席は、中国が国際社会において「安定的で、積極的かつ前向きな力」であり続けると表明し、平和的発展への揺るぎないコミットメントを改めて示しました。
さらに、中国はすべての国と協力しながら、次のような国際秩序づくりを進めていくと強調しました。
- 公平で秩序ある多極的な世界
- 包摂的で持続可能な経済のグローバル化
- 人類共通の価値の尊重
- 「人類運命共同体」の構築というビジョン
読者にとってのポイント:何が見えてくるか
今回の信任状捧呈式と習主席の発言からは、いくつかのポイントが読み取れます。
- 28人の新任大使の着任は、中国と各国との二国間関係の新たなスタートを意味します。
- 中国は自国の改革・現代化のプロセスを、世界との協調や互恵と結びつけて位置づけています。
- 地政学的緊張や保護主義、気候変動といった地球規模の課題に対し、中国は「連帯」と「協力」をキーワードに役割を強調しています。
国際情勢が複雑さを増すなか、中国がどのようなメッセージを国際社会に発しているのかを読み解くことは、アジアや世界の動きを考えるうえで重要になっています。今回の動きは、中国外交の方向性を知る一つの手がかりと言えそうです。
Reference(s):
President Xi receives credentials of new ambassadors to China
cgtn.com








