バドミントン世界ツアーファイナルズ杭州初日、中国勢6勝3敗
中国本土の杭州で行われているバドミントンのBWFワールドツアーファイナルズは大会初日を迎え、現地の水曜日に行われた各種目の試合で、中国勢は合計6勝3敗とまずまずのスタートを切りました。
杭州で始まった国際バドミントン大会、初日は中国勢が主役に
Badminton World Federation(BWF)が主催するワールドツアーファイナルズが、中国東部・浙江省杭州市の会場で行われています。男子・女子のシングルスとダブルス、混合ダブルスに出場した中国本土の選手たちは、この日だけで6勝3敗という成績を残しました。
この記事では、初日に行われた主な試合を種目ごとに振り返りながら、中国勢の戦いぶりと選手のコメントを整理します。
初日の主な結果(中国勢)
- 男子シングルス:Shi Yuqi ○2-1 Jonatan Christie(インドネシア)
- 男子シングルス:Li Shifeng ●0-2 Anders Antonsen(デンマーク)
- 女子シングルス:Wang Zhiyi ○2-0 Busanan Ongbamrungphan(タイ)
- 女子シングルス:Han Yue ○2-0 Yamaguchi Akane(日本)
- 男子ダブルス:He Jiting/Ren Xiangyu ●1-2 Aaron Chia/Soh Wooi Yik(マレーシア)
- 女子ダブルス:Liu Shengshu/Tan Ning ○2-1 Treesa Jolly/Gayatri Gopichand Pullela(インド)
- 女子ダブルス:Chen Qingchen/Jia Yifan ○2-0 Rin Iwanaga/Kie Nakanishi(日本)
- 混合ダブルス:Jiang Zhengbang/Wei Yanxin ○2-0 Zheng Siwei/Huang Yaqiong(中国本土同士の対戦)
ここで紹介していない試合も含め、この日の中国勢全体の成績は6勝3敗とされています。
男子シングルス:Shi Yuqiが粘り勝ち、Li Shifengはトップシードに屈する
男子シングルスのグループBでは、地元の声援を受けたShi Yuqiが、インドネシアのJonatan Christieを21-16、17-21、21-8のフルゲームの末に下しました。
試合後、Shiは「勝てたのは、より粘り強くプレーできたからです。相手は攻撃も守備も素晴らしい。以前の対戦から学んだことを生かし、ラリーのつなぎの部分を意識しました」と振り返りました。過去の対戦で得た教訓を冷静に修正し、ホームでの初戦を白星で飾った形です。
一方、グループAに入ったLi Shifengは、デンマークのトップシード、Anders Antonsenにストレートで敗れました。スコアは221-14、21-19で、あと一歩という場面もありましたが、勝利には届きませんでした。
女子シングルス:Wang ZhiyiとHan Yueがホームで快勝
女子シングルスでは、中国勢のエースがそろって好発進しました。グループAの第1シード、Wang Zhiyiは、タイのBusanan Ongbamrungphanに21-19、21-14でストレート勝ち。地元観客の前で落ち着いた試合運びを見せました。
グループBでは、第2シードのHan Yueが、日本の山口茜を21-19、21-17で下しました。競った展開の中でも要所でポイントを奪い、ストレートでの勝利をつかんでいます。
男子ダブルス:白星スタートならずも内容ある逆転負け
男子ダブルスのグループBでは、He JitingとRen Xiangyuのペアが、マレーシアのAaron Chia/Soh Wooi Yikと対戦しました。第1ゲームを21-17で先取したものの、その後は18-21、15-21と逆転を許し、惜しくも黒星スタートとなりました。
スコアだけを見れば悔しい逆転負けですが、強豪ペア相手に主導権を握る時間帯もあり、今後のグループリーグでの巻き返しに向けて手応えも残る内容でした。
女子ダブルス:Liu Shengshu/Tan Ningペアが「学び」を重ねる勝利
女子ダブルスでは、中国本土のペアがそろって勝利を収めました。グループAでは、Liu Shengshu/Tan Ning組が、インドのTreesa Jolly/Gayatri Gopichand Pullelaを20-22、22-20、21-14で逆転勝ちしました。
Liuはインタビューで「私たちはまだ、大きな大会の中で徐々に経験を積んでいる途中です」と語り、Tanも「若い選手として、年上の相手に挑むつもりで1試合ごとに学んでいます。オリンピック銀メダルや世界ランキング1位といった肩書は、私たちにとってはあまり意味を持ちません」と、あくまで挑戦者の姿勢を強調しました。
同じく女子ダブルスのもう一方のグループでは、Chen Qingchen/Jia Yifan組が、第2シードの日本ペア、Rin Iwanaga/Kie Nakanishiを21-11、21-17で下し、こちらもストレート勝ちを収めています。
混合ダブルス:中国本土ペア同士の対決はJiang/Weiに軍配
混合ダブルスのグループAでは、Jiang Zhengbang/Wei Yanxinと、同じ中国本土の強豪ペアであるZheng Siwei/Huang Yaqiongが対戦する「内戦」となりました。
試合はJiang/Wei組が21-17、22-20で競り勝ち、ストレートで白星スタート。短いラリーの中での集中力と、終盤の勝負どころでのプレー精度が明暗を分けた形となりました。
若手と主力が交じる中国勢、杭州での戦いは続く
大会初日を終え、Shi YuqiやWang Zhiyiといった主力に加え、Liu Shengshu/Tan Ningのような若手ペアも存在感を示しました。特にLiuとTanが語ったように、「結果よりも学び」を重視する姿勢は、国際大会で戦い続けるうえで中国勢にとって大きなテーマになりそうです。
グループA、Bに分かれて行われる今大会の戦いはまだ序盤です。中国本土の選手たちが、ホームの声援を背にどこまで勝ち進み、どのような成長を見せるのか。杭州でのラリーは、2025年12月8日現在も続いています。
Reference(s):
Chinese shuttlers begin World Tour Finals with six wins, three losses
cgtn.com








