粤曲「歩歩高」がつなぐ若者たち マカオ返還25周年を北京から祝福 video poster
粤曲「歩歩高(Bu Bu Gao)」の軽やかな旋律が、マカオの節目を祝うメッセージになっています。香港、マカオ、台湾、そして中国本土出身で、現在北京の中央音楽学院で学ぶ若手音楽家たちが、この曲を共演し、マカオの中国への返還25周年に音楽で祝意を届けています。
祝いのメロディー「歩歩高」とは
歩歩高は、広東の伝統音楽に根ざしたメロディーで、世代を超えて愛されてきた曲です。タイトルには、一歩一歩着実に歩みを進め、より高いところへと向かうという前向きな響きが込められています。活気にあふれたリズムと明るい旋律から、さまざまな祝いの場面を彩る曲として親しまれてきました。
今回の演奏でも、その高揚感が、返還からの歩みと、これからの一歩一歩を象徴するように響いています。シンプルなメロディーでありながら、未来への期待や祝福の気持ちを自然に伝えてくれるのが、この曲の大きな魅力と言えるでしょう。
北京でつながる4地域の若手音楽家
今回のプロジェクトには、香港、マカオ、台湾、中国本土という四つの地域から集まった若手音楽家たちが参加しています。いずれも北京の中央音楽学院で学ぶ学生で、専攻やバックグラウンドはさまざまですが、歩歩高という一つの曲を通じてアンサンブルを作り上げています。
普段は異なる授業や演奏活動に取り組む彼らが、マカオの中国への返還25周年をきっかけに同じステージに立つことは、音楽教育の場が地域を越えた交流のハブになっていることを象徴しています。言葉や文化の違いを越えて、リズムやメロディーを共有することで、互いの距離がぐっと縮まります。
この共演からは、次のようなポイントが見えてきます。
- アジアの若い世代による、自然で日常的な文化交流
- 香港、マカオ、台湾、中国本土をつなぐ音楽ネットワークの広がり
- 政治や立場の違いではなく、共通のメロディーを通じた共感の共有
マカオ返還25周年を音楽で祝う意味
マカオの中国への返還25周年は、数字だけを見れば節目の年ですが、人びとの生活や感情のレベルでは、その意味合いは一人ひとり異なります。今回の歩歩高の演奏は、そうした多様な思いに寄り添いながら、マカオのこれまでの歩みとこれからの発展を静かに応援するメッセージになっています。
歩歩高というタイトルが示す一歩一歩のイメージは、都市の変化だけでなく、そこで暮らす人びとの日常にも重なります。華やかなフレーズの裏には、小さな前進を積み重ねていくことへの励ましが込められていると受け取ることもできるでしょう。
日本語で追うアジアの文化ニュース
今回のように、中国本土、香港、マカオ、台湾の若者たちが同じ曲を通じて祝意を表す動きは、アジアの文化ニュースとしても注目に値します。政治的な議論だけでは見えてこない、日常レベルの交流や協力のかたちを、音楽は分かりやすく伝えてくれます。
日本語で国際ニュースやアジアの動きを追う私たちにとって、こうした文化や芸術のトピックは、地域をめぐるイメージを柔らかく更新してくれる材料になります。短い演奏であっても、その背景には教育、若者、都市の歴史、そして未来への期待といった多くの要素が重なっています。
演奏の一音一音に込められた祝福の気持ちを想像しながら、マカオの中国への返還25周年という節目と、アジアの若い世代が紡ぐ新しいつながりに思いをめぐらせてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
'Bu Bu Gao,' a melody of celebration for Macao's anniversary
cgtn.com








