王毅外相がCICA外相会合にオンライン出席 アジア協力と安全保障を訴え
中国の王毅(ワン・イー)外相は火曜日、アジアにおける相互協力と信頼醸成措置に関する会議(CICA)の第7回外相会合にビデオ形式で出席しました。アジアの安全保障と経済協力をめぐる国際ニュースとして、今後の地域秩序を考える上で注目されます。
創設メンバーとしてCICAプロセスを支持
中国共産党中央政治局委員も務める王毅外相は、中国はCICAの創設メンバーとしてこの枠組みに積極的に参加し、その発展を一貫して支持してきたと述べ、今後も関与を続ける姿勢を示しました。
アジアの安全・発展・協力を一体で捉える
王毅外相は、各国にとって「安全の確保」「発展の促進」「協力の追求」「ウィンウィンの結果」は緊急の共通課題だと強調しました。そのうえで、CICAがこの分野で独自の役割を発揮し、アジアに「共有の未来」をもつ共同体を築き、ウィンウィンの発展のための新たな空間を切り開くべきだと呼びかけました。
王毅外相が示した4つの行動提案
具体的には、CICA加盟国に対して次のような行動を提案しました。
- 平和共存を堅持し、共通の安全保障を追求すること
- 一帯一路協力を共同で推進し、繁栄と発展を図ること
- 多様な文明を尊重し、交流と相互学習を進めること
- 多国間主義を実践し、ともに「美しい家」を築くこと
中国の現代化とアジアへの機会
王毅外相は、中国の現代化は「平和的発展の道」を歩む現代化であり、アジア諸国により多くの機会をもたらすと説明しました。また、中国はCICA加盟国と連携し、連帯と調整を通じてウィンウィンの発展を特徴とする新たなアジア文明の形を切り開く用意があると述べました。
議長国はカザフスタンからアゼルバイジャンへ
会合では、カザフスタンのヌルテレウ副首相兼外相が、過去2年間にわたりCICAの輪番議長として行ってきた取り組みを振り返りました。新たな議長国となるアゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相は、今後の優先課題や次のステップに向けた考え方を説明しました。
CICA強化とグローバルサウスとの連携を確認
各国は、CICA加盟国が団結と相互信頼を深め、戦略的な協調を強化し、CICAの仕組みを充実させて組織としての影響力を拡大すべきだとの認識を共有しました。また、いわゆるグローバルサウスと協力し、地球規模の課題にともに向き合う必要性も確認されました。
その一環として、一帯一路イニシアチブとグローバル安全保障イニシアチブをどのように連携させるかを探る方針が示されました。地域の連結性を高め、各国の相互理解を深めることで、アジア全体の安定と協力の基盤を強化していく狙いがあります。
アジアの秩序づくりを考える視点
CICA外相会合では、安全保障、経済連携、文明間対話といったテーマが一体のものとして語られました。アジアにおける信頼醸成とルールづくりをめぐる動きは、日本を含む地域の将来に少なからぬ影響を与えます。
今後、CICAが一帯一路や各種安全保障構想とどのように連動し、アジアの協力枠組みとして存在感を高めていくのか。今回の王毅外相の発言は、その方向性を読み解くための一つの手がかりと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








