マカオ返還25周年、「UniTea」がつなぐ若者とお茶と文化交流 video poster
マカオの中国への返還から25年という節目にあわせて制作された特別番組「UniTea: Macao Tea Melody」が、中国本土・香港・マカオ・台湾の若者たちをお茶でつなぎ、東西文化交流のあり方をあらためて問いかけています。
マカオ返還25周年を彩る特別番組「UniTea」
番組はCGTNの特別企画として制作され、スタジオには各地域の学生が集まり、茶席を囲みながら語り合いました。タイトルにあるとおり、テーマは「お茶」。マカオ返還25周年を記念し、伝統文化を軸に若者同士の対話を引き出す試みです。
お茶が共通言語に:中国本土・香港・マカオ・台湾の若者たち
茶席に集まったのは、中国本土、香港、マカオ、台湾からの若い学生たちです。彼らはさまざまなお茶を味わいながら、それぞれの地域でどのようにお茶が親しまれているのか、自分にとってお茶がどんな意味を持つのかを語り合いました。
- お茶を味わいながら、自分の暮らしや家族の思い出を語り合う
- 地域ごとのお茶の飲み方やマナーの違いを知る
- 言葉の違いを越えて、同じ茶卓を囲む体験を共有する
共通する飲み物を入り口にすることで、政治や歴史などセンシティブなテーマを前面に出さなくても、お互いの背景や価値観に自然と触れられるのが印象的です。日常のささいな習慣が、地域を越えた対話のスタート地点になることを示しているとも言えます。
音楽とアートがひらく、東西文化の「橋」
番組では、お茶だけでなく、伝統的な中国音楽の演奏やアート作品の展示も行われました。音と映像が組み合わさることで、茶席は単なる試飲の場ではなく、五感で楽しむ文化空間へと広がります。参加者たちは、東洋と西洋の要素が共存するマカオならではの雰囲気についても意見を交わし、マカオが中国文化と西洋文化の「橋」として果たしてきた役割を話し合いました。
なぜ今、若い世代の対話が大切なのか
世界では、国や地域の違いから生まれる分断や対立がしばしば報じられます。そうした中で、中国本土・香港・マカオ・台湾の若者が一つのテーブルを囲み、文化について率直に意見を交わす場がつくられたことは、象徴的な意味を持ちます。互いの違いを確認しながらも、共通の関心や楽しみを見出していくプロセスそのものが、今後の交流の土台になっていくからです。
私たちがこのニュースから考えたいこと
今回の「UniTea」が示したのは、特別な場所や大きなイベントでなくても、身近な一杯のお茶から対話は始められるということかもしれません。忙しい日常の中でも、誰かと飲み物を囲む時間を少しだけ意識してみると、新しい視点や小さな共感が生まれるかもしれません。マカオ返還25周年をきっかけにしたこの番組は、東西文化の交差点としてのマカオの姿を映し出すと同時に、私たち一人ひとりがどのように他者とつながるかを静かに問いかけているように見えます。
Reference(s):
Celebrate the 25th anniversary of Macao's return, tea up for 'UniTea'
cgtn.com








