習近平氏、マカオ特別行政区の新指導部と会談 経済多様化と清廉な統治を強調
習近平氏、マカオ特別行政区の新指導部と会談
中国の習近平国家主席は金曜日、マカオ特別行政区(Macao SAR)の行政・立法・司法各機関の新たなトップと会談しました。第6期マカオ特別行政区政府の発足に合わせた会合で、若い世代が中心の統治チームに対し、国家とマカオの双方に責任を負う姿勢を求めました。
「若くエネルギーに満ちたチーム」への期待
習主席は、第6期マカオ特別行政区政府の統治チームについて「若く、エネルギーに満ち、高い士気を持っている」と評価しました。そのうえで、新チームが就任時の宣誓を心に刻み、使命を果たし、中国とマカオに対して説明責任を果たすことへの期待を示しました。
具体的には、次のような点を強調しました。
- 国家の発展戦略とマカオの長期的な利益を常に念頭に置くこと
- 国とマカオ、そして自らが誇りに思えるような成果を上げること
- 困難な課題にも責任感を持って取り組むこと
国の根本利益とマカオの全体利益を最優先に
習主席は、新たな指導部に対し、「国家の根本的な利益」と「マカオ全体の利益」を常に念頭に置くよう求めました。また、国家の主権、安全、発展上の利益を断固として守ることが重要だと強調しました。
マカオの安定と繁栄を維持するという視点から、国家レベルと地域レベルの双方のバランスを取りながら政策を進めるよう促した形です。
経済の適度な多様化とビジネス環境の改善
会談では、マカオ経済の「適度な多様化」が改めて課題として示されました。単一の産業に依存しすぎない構造をめざし、中長期的な成長の土台を固めることが求められています。
習主席は、新チームに対し、次のような取り組みを呼びかけました。
- 適度な経済多様化の推進
- より有利で予見可能なビジネス環境づくり
- マカオ社会の安定と調和の維持
ビジネス環境の改善は、域内外の投資や企業活動を後押しするだけでなく、マカオ住民の雇用や生活にも直結するテーマです。
統治能力の向上とチームワークの強化
習主席は、行政長官をトップとするチームが一体となり、団結と協力を強める必要性も指摘しました。分野横断・部門横断での協調を強化し、ガバナンス(統治)の効率を高めることが重要だとしています。
政策分野や行政機関ごとに縦割りになりがちな課題を乗り越え、情報共有や意思決定のスピードを高めることが、今後のマカオ行政の焦点になりそうです。
清廉さの維持と住民の暮らしへの目配り
新チームに対しては、清廉性と市民目線の統治を貫くよう強いメッセージも出されました。習主席は、次の点を特に強調しました。
- 常にマカオ住民の暮らしを心に留めること
- 権力の行使には慎みを持ち、節度を守ること
- 公正で誠実な姿勢を保ち、人々に利益をもたらす「清廉な官僚」であること
汚職防止や説明責任の強化は、統治への信頼を高めるうえで重要な要素です。住民の日常生活に目を向ける姿勢がどこまで具体的な政策につながるかが注目されます。
会談に出席した主な人物
今回の会談には、中国側から蔡奇(Cai Qi)氏、夏宝龍(Xia Baolong)氏などの高官が同席しました。マカオ特別行政区からは、サム・ホウ・ファイ(Sam Hou Fai)行政長官が出席し、新たな行政・立法・司法の指導部とともに習主席のメッセージを受けました。
これからのマカオ統治を見る視点
今回の会談は、第6期マカオ特別行政区政府の船出にあたり、統治チームに求められる方向性を明確に示したものと言えます。特に、経済多様化と清廉な統治、そして住民生活の重視という三つの柱が前面に出ました。
今後、新しいチームがこれらのメッセージをどのような具体策として打ち出し、マカオの安定と発展、そして住民の暮らしにどう結びつけていくのかが、注目すべきポイントとなります。
Reference(s):
Xi meets Macao SAR's new executive, legislative, judicial officials
cgtn.com








