ハルビン氷雪大世界が開幕 アジア冬季大会を前に世界の観光客を魅了
ハルビンの「氷と雪の世界」が今季も開幕
中国東北部の都市ハルビンで、世界的に知られる冬のテーマパーク「ハルビン氷雪大世界」が土曜日に開幕しました。第26回となる今年の会場には、世界各地から何千人もの来場者が詰めかけ、国際ニュースとしても注目を集めています。
100万平方メートルに広がる幻想的な氷雪アート
ハルビン氷雪大世界は、約100万平方メートルという広大な敷地を持つ冬のテーマパークです。巨大なスケールの中に、氷と雪を使った多彩な作品や演出が詰め込まれています。
主な見どころは次の通りです。
- 精巧な雪像や氷像が並ぶスノー・スカルプチャーエリア
- 照明演出と組み合わさった氷雪のランドスケープ(景観)
- 実物の建物さながらにそびえ立つ氷の城(アイスキャッスル)
- 音楽やダンスなどが楽しめるステージショー
日中と夜とでは雰囲気が大きく変わり、特にライトアップされた氷の城や雪像は、SNS映えするスポットとしても人気を集めそうです。
アジア冬季競技大会を見据えた「スポーツのテーマ」
今年の第26回ハルビン氷雪大世界は、例年以上にウィンタースポーツの要素が色濃く取り入れられているのが特徴です。ハルビンは2025年2月にアジア冬季競技大会を開催する予定で、その機運を高める場としても位置づけられています。
会場内の雪像や氷の景観には、スキーやスノーボード、アイスホッケーなど、冬の競技をモチーフにしたデザインが盛り込まれているとされ、訪れた人が「観戦モード」に入りやすい空間づくりが意識されているとみられます。
アジア各地から選手や観光客が集まる国際大会を前に、都市としてのハルビンがどのような冬の魅力を発信するのかを示すショーケース的な役割も担っていると言えるでしょう。
世界から観光客が集まる理由
開幕初日には、世界各地からの観光客が会場を訪れました。氷と雪のアートとエンターテインメントを一度に楽しめる場所は多くなく、国際的な冬の観光地としてのハルビンのブランドを支える存在になっています。
ハルビン氷雪大世界の魅力は、単なる「イルミネーション」や「冬のイベント」を超えて、都市全体が冬を祝う巨大なフェスティバルとして機能している点にあります。
- 毎年テーマを更新し、何度訪れても新鮮さがあること
- アート、観光、スポーツを組み合わせた体験型の場になっていること
- 世界中の人々が同じ空間で冬の寒さと美しさを共有できること
こうした要素が重なり、SNSをきっかけに「一度は行ってみたい冬のスポット」として世界的に知られる存在になってきました。
冬のメガイベントが都市にもたらすもの
ハルビン氷雪大世界と、2025年2月に予定されているアジア冬季競技大会。この二つのイベントは、都市のイメージづくりや観光産業だけでなく、人々の冬の楽しみ方にも影響を与えています。
大型イベントがもたらす効果として、次のような点が考えられます。
- 冬季観光の需要を喚起し、地域経済を下支えする
- スポーツや文化イベントを通じて、国や地域を超えた交流を促す
- 「寒さ」を弱点ではなく魅力として打ち出す都市戦略につながる
同時に、冬のイベントを持続可能な形で運営できるのか、環境負荷やエネルギー利用をどう抑えていくのかといった課題もあります。華やかな氷雪の景色の裏側で、都市や主催者がどのような工夫をしていくのかにも注目が集まりそうです。
私たちがアップデートしたい「冬の楽しみ方」
スマートフォン一つで世界のニュースや映像にアクセスできる今、ハルビン氷雪大世界のようなイベントは、ただの観光地情報にとどまりません。アジアの都市がどのように季節と向き合い、自分たちの文化や魅力を表現しているのかを考えるきっかけにもなります。
冬を「寒くてつらい季節」としてだけ見るのか、それとも「光とアートとスポーツを楽しむ季節」として捉え直すのか。ハルビンから届く氷雪のニュースは、私たちの季節感や、都市のあり方に対するイメージを静かに揺さぶっているのかもしれません。
今後、アジアの他の都市でも、独自の冬の魅力を打ち出す取り組みが広がるのか。ハルビン氷雪大世界の動向は、その一つの指標として注目していきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com







