世界最大級の氷雪テーマパーク 第26回ハルビン氷雪大世界が開幕
中国黒竜江省ハルビン市の冬の名物イベント「ハルビン氷雪大世界」が、第26回となる今季の会場をオープンしました。世界最大級の氷雪テーマパークがさらにスケールアップし、2025年アジア冬季競技大会を意識した新たな演出も加わっています。
世界最大級、100万平方メートルの氷雪パーク
ハルビン氷雪大世界は、氷と雪を主役にした世界最大級のテーマパークです。第26回となる今季は、会場面積が100万平方メートルと過去最大になりました。昨シーズンの81万平方メートルから一気に拡大し、展示のために使用された氷と雪は合計30万立方メートルに達します。
- 会場面積:100万平方メートル
- 使用された氷と雪:30万立方メートル
- 主要ゾーン:9つのエリア
広大な会場には多彩な氷と雪の作品が配置され、来場者は歩きながらさまざまな景色を楽しめる構成になっています。
テーマは「冬の夢・アジアの愛」 アジア冬季競技大会と連動
今季のテーマは「冬の夢・アジアの愛」です。これは、2025年2月7日から14日までハルビンで開催が予定されていた2025年ハルビン・アジア冬季競技大会から着想を得たものです。冬のスポーツとアジアのつながりを意識し、「アジアの冬」を一つの物語として描き出そうとしています。
会場の中央軸上には、アジア・オリンピック評議会(OCA)の公式エンブレムにインスピレーションを受けたメインタワーが設置されています。訪れる人に、スポーツを通じたアジアの結びつきを印象づける象徴的な存在です。
園内の9つの主要ゾーンには、OCAに加盟する42の国と3つの地域、あわせて45の国と地域を象徴するランドマークが再現されています。アジア各地の建築や風景を、氷と雪という共通の素材で表現することで、地域ごとの個性と共通点の両方を感じられるようになっています。
名物「スーパー・アイススライド」が24レーンに
ハルビン氷雪大世界の人気アトラクションの一つ「スーパー・アイススライド」は、今季24レーンに拡張されました。レーン数が増えたことで、多くの来場者が待ち時間を抑えながらスリルを楽しめるつくりになっています。
家族連れや友人同士で同時にスタートして競争したり、滑っている様子を撮影してSNSで共有したりと、楽しみ方の幅も広がりそうです。
さらに、バーチャルリアリティ(VR)体験や没入型のデジタルアート展示といった新しいコンテンツも用意されています。デジタル技術を取り入れることで、見るだけでなく「体験する」氷と雪の世界としても進化していることがうかがえます。
冬のハルビンから見えるアジアの姿
ハルビン氷雪大世界は、冬の観光資源を生かした都市づくりという観点だけでなく、アジアの国と地域がどのように連携し、文化やスポーツを通じて互いを知ろうとしているのかを考える手がかりにもなります。
アジア各地のランドマークが一つの会場に集められた空間は、地図やニュース記事だけではつかみにくい「アジアの広がり」を、体感的にイメージさせてくれます。国際ニュースやスポーツの話題を日常的に追う読者にとっても、氷雪大世界はアジアの現在地を読み解く興味深い舞台と言えるでしょう。
2025年の冬、ハルビンから発信される「冬の夢」と「アジアの愛」が、どのように広がっていくのか。観光、カルチャー、スポーツの交差点として、今後の展開にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
Harbin Ice and Snow World opens with a host of exciting features
cgtn.com








