中国の「雪の町」に観光客が殺到 黒竜江省で楽しむ幻想的な雪景色と冬のアクティビティ
中国北東部の黒竜江省・牡丹江市にある中国の雪の町に、今冬も多くの観光客が集まっています。分厚い雪に包まれた木造の家々と、夜に灯る赤い提灯がつくり出す幻想的な光景は、国際ニュースでもたびたび紹介される冬の名物となりつつあります。
中国の雪の町とは?厚い雪がつくる唯一無二の景観
中国の雪の町は、黒竜江省牡丹江市に位置し、独特の氷と雪の景観で知られる観光地です。何度も続いた大雪のあと、景勝エリアに並ぶ丸太造りの小屋は、屋根の上に厚い雪をまとい、まるでアイスクリームやマシュマロを乗せたような姿になります。
直線的だった屋根のラインが、雪によってやわらかく丸みを帯び、建物全体が雪の彫刻のように見えるのが、この雪の町ならではの特徴です。スマートフォンで写真を撮るだけでも絵になるため、SNSに投稿する人も少なくないとみられます。
夜になると赤い提灯がともる静かな時間
日が暮れると、街並みには赤い提灯がともり、夕方とはまた違った表情を見せます。雪に反射した赤い灯りが道をやさしく照らし、にぎやかな観光地でありながら、どこか落ち着いた静けさも感じられるのが印象的です。
白一色の雪景色と、赤い提灯のコントラストは、冬の中国らしい雰囲気を強く感じさせます。昼間はダイナミックな自然の景観を楽しみ、夜は静かな光に包まれた街歩きを味わう、という二つの楽しみ方ができるのも魅力です。
地元の料理と犬ぞり・スノーモービルで楽しむ冬の一日
雪の町の魅力は、景色だけではありません。観光客は、寒い季節ならではの地元の料理を味わいながら、一日を通してさまざまなアクティビティを体験することができます。
- 地元の食材を使った料理など、寒さの中でうれしい温かい食事
- 犬ぞり体験で、雪原を走り抜けるダイナミックなアクティビティ
- スノーモービルに乗り、雪の中をスピード感とともに駆け抜ける体験
こうした屋外アクティビティは、単に景色を見るだけではなく、雪と氷の環境そのものを体で感じられる点が人気の理由といえそうです。
なぜ今、雪と氷の観光地が注目されるのか
中国の雪の町のような冬の観光地が注目される背景には、旅行に対する価値観の変化があります。モノを買うよりも、記憶に残る体験を重視する人が増え、季節や天候をあえて味わう旅に関心が集まっています。
特に、
- その季節にしか見られない景色を求める動き
- SNSで共有したくなる、視覚的に強いインパクトのある場所への関心
- 日常とは異なる環境でリフレッシュしたいというニーズ
といった要素が組み合わさり、冬の雪景色を楽しむ観光地は、国内外からの注目を集めやすい存在となっています。中国の雪の町も、そうした流れの中で象徴的な場所の一つになりつつあるといえるでしょう。
訪れる側が意識したい「持続可能な楽しみ方」
観光地として人気が高まるほど、環境や地域の暮らしへの影響も大きくなります。雪の町のような自然と密接に結びついた場所を訪れるときには、次のような点を意識することが大切です。
- ゴミを出さない、出した場合は持ち帰る・指定の場所に捨てる
- 騒音などで、周辺で暮らす人の生活を妨げないよう配慮する
- 自然環境や施設のルールを守り、安全に行動する
冬の観光地は、自然の条件があってこそ成り立つ場所です。訪れる一人ひとりが配慮を重ねることで、この雪景色を次の世代にもつなげていくことができます。
冬の中国観光を考えるきっかけに
黒竜江省の雪の町は、分厚い雪に覆われた木造家屋、赤い提灯の光、犬ぞりやスノーモービルといったアクティビティを通じて、中国の冬の一側面を象徴的に見せてくれる場所です。
国際ニュースとして伝えられる観光地の話題は、単なる旅行情報にとどまらず、
- 私たちはどんな体験に価値を感じるのか
- 観光と地域社会や環境をどう両立させるのか
- 季節や自然と、これからどう向き合っていくのか
といった問いを静かに投げかけています。雪の町のニュースは、冬の旅を考えるきっかけであると同時に、これからの観光のあり方を考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








