中国外相、中東の主権と領土一体性尊重を国際社会に要請
中国の王毅外相が北京でイランのアラグチ外相と会談し、中東諸国の主権と領土の一体性を尊重するよう国際社会に呼びかけました。停戦と人道危機の緩和を優先すべきだと強調しており、中東情勢と中国外交の方向性を読み解きます。 中国の王毅外相は、土曜日に北京で行われたイランのセイエド・アッバス・アラグチ外相との会談で、国際社会に対し中東諸国の主権と領土の一体性を尊重するよう求めました。 王毅外相は次の四点を挙げ、各国が尊重すべきだと述べました。 王毅外相は「中東は中東の人々のものだ」と強調し、この地域は大国同士の覇権争いの舞台でも、域外の国々による地政学的な競争の犠牲になってはならないと訴えました。 そのうえで、域外勢力が自らの意図や価値観を一方的に押しつけたり、中東の国々に対して制裁や圧力を乱用したりすることに懸念を示しました。 王毅外相は、中東が混乱から抜け出し安定を取り戻すために、当面もっとも重要なのは暴力の即時停止だと指摘しました。特に次の点を「差し迫った課題」として挙げています。 軍事力による現状変更ではなく、政治的な対話と交渉を通じた解決こそが、中東の長期的な安定につながるという立場です。 王毅外相は、各国が中東情勢に関与する際には、地域の平和と安定を後押しする「建設的な役割」を果たすべきだと呼びかけました。 具体的には、中東の人々の意思を尊重しない形で外から解決策を押しつけたり、中東諸国を非難したりするのではなく、制裁や圧力、対立をあおる行為や、安易な武力行使を避けるべきだとしています。 王毅外相は、中国は中東諸国の「良き友人でありパートナー」であると述べました。そのうえで、中国の基本的な立場として次の点を強調しました。 これは、主権尊重と内政不干渉を重視する中国外交の一貫した原則とも重なる内容です。 今回のメッセージは、中東情勢だけでなく、国際秩序をめぐる議論ともつながっています。日本を含む地域外の国々にとっても、いくつか考える材料を提供しています。 中東の安定はエネルギー安全保障や国際経済にも直結しており、日本の私たちにとっても無関係ではありません。中国がどのような言葉と行動で中東に関わろうとしているのかを丁寧に追うことは、これからの国際ニュースを読み解くうえで重要な手がかりになりそうです。中国、国際社会に主権と領土一体性の尊重を要請
「中東は中東の人々のもの」外部勢力の覇権争いに反対
最優先は即時停戦と人道危機の緩和
制裁より対話を、対立より協調を
「良き友人・パートナー」としての中国の姿勢
この発言から読み取れるポイント
Reference(s):
China urges respect for sovereignty, territorial integrity in Mideast
cgtn.com








