中国EU代表部、香港巡るEU高官発言を批判 国家安全法と主権尊重を強調
EU高官がソーシャルメディアで香港に言及したことを受け、中国のEU代表部が「内政干渉だ」と強く反発し、香港の国家安全維持に関する法執行の正当性と中国の主権尊重を求めています。
中国EU代表部、EU高官の香港発言に抗議
中国の欧州連合(EU)代表部は金曜日、EU高官がソーシャルメディア上で香港に関して行った発言に対し、香港事務への「干渉」に反対する立場を表明しました。
代表部の報道官は声明で、こうした発言は香港に関する中国の立場を無視した不当な口出しにあたるとし、中国側の強い不満と断固とした反対を示しました。
焦点は香港の国家安全関連の法執行
報道官によると、今回問題となっているのは、香港特別行政区の警察当局が、海外に逃亡し、長期間にわたって香港を不安定化させる活動に関与してきたとされる人物に対して行っている法執行措置です。
報道官は、これらの措置は「香港における国家安全維持法(Law on Safeguarding National Security in Hong Kong)」および「国家安全条例(Safeguarding National Security Ordinance)」に基づくものであり、法に則った対応だと強調しました。
さらに、こうした措置は「正当なものであり、民意にも合致し、国際法および国際慣行にも符合する」と述べ、中国側として法の支配にかなう行動だと位置づけています。
「法治社会としての香港」を強調
報道官は、香港は「法に基づく社会」であり、法律は守られなければならず、違法行為には責任が問われるべきだと改めて指摘しました。
そのうえで、香港に関する事柄は「純然たる中国の内政」であり、外部勢力が干渉すべきではないという中国側の従来の立場を繰り返しました。
EU側に求めた3つのポイント
声明のなかで、中国EU代表部の報道官はEUに対し、次の点を守るよう求めました。
- 国際法と国際関係の基本原則を順守すること
- 中国の主権と香港の法の支配を尊重すること
- 「香港を不安定化させる反中勢力」を後押しするのをやめること
中国側は、EUが香港情勢に関する発言や行動を行う際、こうした原則を踏まえるべきだと強く訴えています。
今回のやり取りが示すもの
今回の中国EU代表部の声明は、香港をめぐる議論が、「国家主権」「内政不干渉」「法の支配」といった国際政治の基本テーマと密接に結びついていることを改めて浮かび上がらせました。
中国側は、香港の国家安全に関わる問題は中国の内政であり、関連法に基づく法執行は主権国家として当然の行為だと強調しています。一方で、ソーシャルメディア上の発言をきっかけに、EUと中国の間で認識の違いが表面化する場面も見られます。
今後も、香港や国家安全をめぐる動きがEUと中国の対話のなかでどのように扱われるのかが注目されます。読者一人ひとりにとっても、「主権」や「法の支配」といった言葉が、具体的に何を意味するのかを考えるきっかけになりそうです。
Reference(s):
Chinese Mission to EU slams EU official's remarks on Hong Kong
cgtn.com








