映画ツーリズムで香港観光に追い風 『Twilight of the Warriors: Walled In』セット公開 video poster
香港が、ブロックバスター映画『Twilight of the Warriors: Walled In』のセットを再現した施設を公開し、観光誘致に活用しようとしています。2025年現在、映画と観光を組み合わせた「映画ツーリズム」が、香港の新たな戦略として動き出しています。
映画『Twilight of the Warriors: Walled In』のセットを公開
香港は、ウォールドシティ(城壁に囲まれた都市)を舞台にしたとされるブロックバスター映画『Twilight of the Warriors: Walled In』のセットを再現し、観光客向けに公開しています。
映画の世界観をそのまま体験できる空間を整えることで、映画ファンだけでなく、香港のローカルな街並みや文化に関心を持つ旅行者を呼び込みたい考えです。
香港は今後、この取り組みをきっかけに、映画をテーマにした観光商品をさらに増やしたいとしています。作品の世界観やローカル文化を感じられるツアーやイベントなど、映画に着想を得たさまざまな体験型コンテンツが検討されているとみられます。
映画ツーリズムとは?
映画ツーリズムとは、映画やドラマの舞台となった場所を訪ねる観光のかたちです。作品のファンがロケ地を訪れるだけでなく、作品をきっかけにその地域の歴史や文化に興味を持つ人も増えるとされています。
香港の今回の取り組みは、次のような効果を狙ったものと考えられます。
- 映画を入り口に、香港のローカル文化への関心を高める
- 作品の世界観を再現した空間で、没入感のある体験を提供する
- SNSでの発信を通じて、香港のイメージや魅力を世界に広げる
ローカル文化をどう「見せる」か
今回の映画セット公開のポイントは、観光客を集めるだけでなく、香港のローカル文化を前面に出している点です。香港は、映画を通じて街の雰囲気や人びとの暮らし、歴史的な背景などを伝えようとしています。
一方で、観光向けに再構成された「映画の世界」と、実際の生活の場としての香港とのバランスをどう取るかも課題になります。香港の住民の生活環境を守りつつ、訪れる人にとって魅力的な体験を提供できるかが問われます。
競争が激しいアジア観光市場での差別化
アジアでは各地が観光誘致に力を入れており、ショッピング、グルメ、エンターテインメントだけでは差別化が難しくなっています。こうしたなかで、映画やドラマを軸にした観光は、都市の物語性や文化的な深みを伝える手段として注目されています。
香港がブロックバスター映画のセットを公開したことは、単なる一時的な話題づくりではなく、長期的に文化と観光を結びつける試みの一つと受け止めることができます。
日本の読者・旅行者にとっての意味
日本でも、映画やドラマのロケ地をめぐる旅は身近になりつつあります。香港の映画ツーリズムの動きは、アジアの都市をどのような視点で楽しむかを考えるきっかけにもなります。
- 映画を見てから街を歩くことで、風景の見え方が変わる
- 作品に登場する場所をきっかけに、現地の歴史や社会への関心が深まる
- 「撮る」だけでなく、「考える」観光スタイルが広がる可能性がある
映画がつなぐスクリーンと現実の街
スクリーンの中の物語と、現実の街には必ずギャップがあります。香港が映画セットを観光資源として活用する動きは、そのギャップを意識しながら、どのように街の魅力を伝えていくかという挑戦でもあります。
今後、香港がどのような映画インスパイア型の観光商品を打ち出し、ローカル文化を国内外の来訪者に伝えていくのか。映画と観光の関係は、2025年以降も注目すべきテーマになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








