中国卓球スーパーリーグで山東勢がアベック優勝 山東魯能と山東魏橋が頂点に
リード:山東勢が中国卓球スーパーリーグを制覇
2025年1月1日に行われた中国卓球スーパーリーグの今季団体決勝で、女子は山東魯能、男子は山東魏橋がタイトルを獲得し、山東勢がアベック優勝を達成しました。本記事では、とくに女子団体決勝の激闘を中心に振り返ります。
女子団体:山東魯能が深圳大学を3-2で下す
女子団体決勝は、ラウンドロビン(総当たり)の1次ステージを1位と2位で通過した山東魯能と深圳大学の顔合わせとなりました。中国卓球界を代表するスター選手が集うカードにふさわしく、結果はフルセットにもつれ込む大接戦となりました。
第1試合:陳幸同/錢天一ペアが逆転スタート
第1試合のダブルスでは、山東魯能の陳幸同(チェン・シントン)/錢天一(チエン・ティエンイー)組が、深圳大学の秦雨萱/蒯曼ペアと対戦しました。
- 第1ゲーム:5-11で落とし、苦しい立ち上がり
- 第2ゲーム:11-7で取り返し、流れを引き寄せる
- 第3ゲーム:11-5で連取
- 第4ゲーム:13-11とデュースの接戦を制す
1ゲームダウンからの逆転勝利で山東魯能が先勝し、チームに大きな勢いをもたらしました。
第2試合:孫穎莎が王曼昱をフルゲームで下す
第2試合は大きな注目を集めたシングルスのエース対決となりました。深圳大学はオリンピック王者の孫穎莎(スン・インシャ)、山東魯能は同じくオリンピック金メダル経験を持つ王曼昱(ワン・マンユー)を起用しました。
試合はフルゲームにもつれる消耗戦となりましたが、最後は孫が粘り勝ち。深圳大学が1-1のタイに追いつきます。
第3試合:陳幸同が蒯曼を3-1で撃破
第3試合のシングルスで再び登場した陳幸同は、蒯曼を相手に積極的な攻撃で主導権を握りました。
- 第1ゲーム:11-8
- 第2ゲーム:11-5
- 第3ゲーム:7-11
- 第4ゲーム:11-7
ゲームカウント3-1で勝利し、山東魯能が再びチームスコア2-1とリードを奪います。
第4試合:孫穎莎が再び登場、勝負は最終戦へ
後がない深圳大学は、第4試合に再び孫穎莎を送り出します。相手はダブルスでも活躍した錢天一です。ここでも孫は接戦をものにし、3-2で勝利。チームスコアを2-2に戻し、勝負は最終第5試合へともつれ込みました。
第5試合:王曼昱が決勝点、山東魯能に栄冠
運命の第5試合は、山東魯能の王曼昱と深圳大学の秦雨萱の対戦となりました。この試合も最終第5ゲームまでもつれる緊迫した展開となりましたが、最後は王が11-7で取り切り、山東魯能が3-2で勝利しました。
試合後、王曼昱は「両チームとも全力を出し切りました。決定戦に勝つことができ、自分自身も評価されるに値すると思います」と語り、重圧のかかる場面で結果を残した手応えをにじませました。
MVPは陳幸同と錢天一、孫穎莎は若手を称賛
今季の中国卓球スーパーリーグ女子では、シングルスの最優秀選手(MVP)に陳幸同、ダブルスのMVPに錢天一が選ばれました。ダブルスでの逆転勝利とシングルスでの確実なポイント獲得という、山東魯能の優勝を支えた2人の活躍が評価された形です。
一方、敗れたとはいえ2勝を挙げた孫穎莎も、チームメイトをねぎらいました。孫は「みんながベストを尽くしました。秦は第5ゲームであと一歩届きませんでしたが、若い選手としての勢いと生命力をしっかりと見せてくれました」とコメント。若手である秦雨萱の奮闘を高く評価し、チーム全体の成長を強調しました。
男子団体:山東魏橋が頂点に
同じ日に行われた男子団体では、山東魏橋が優勝を果たし、こちらも山東のクラブがタイトルを手にしました。詳細なスコアは伝えられていませんが、男女ともに山東勢が頂点に立ったことで、地域としての底力を印象づける結果となりました。
2025年の卓球シーンに残る「元日の死闘」
2025年の幕開けと同時に行われた中国卓球スーパーリーグ決勝は、フルゲームが続く拮抗した試合展開と、スター選手と若手選手が入り混じる構図によって、今年の卓球シーンを象徴する一戦となりました。
- フルゲームにもつれた試合が多く、勝負強さとメンタルの強さが問われた
- 孫穎莎や王曼昱といったトップ選手に加え、秦雨萱のような若い選手も存在感を示した
- 山東魯能と深圳大学という強豪クラブが、その名に恥じないハイレベルな内容を見せた
2025年12月現在から振り返ると、この「元日の死闘」は、選手たちのその後のシーズンを占う試金石のような試合だったとも言えます。中国卓球の層の厚さと世代交代の進行を同時に感じさせる決勝戦でした。
これからの注目ポイント
今回の結果を踏まえると、今後の注目点として次のようなポイントが挙げられます。
- 山東魯能と山東魏橋が、来季以降も中国卓球スーパーリーグで中心的な存在でいられるか
- 孫穎莎、王曼昱、陳幸同、錢天一ら主力選手のコンディションと国際大会でのパフォーマンス
- 秦雨萱や蒯曼をはじめとする若手選手が、今後どこまで力を伸ばしてくるか
中国卓球スーパーリーグは、選手たちの現在地と新しいスターの台頭をいち早く映し出す舞台でもあります。2026年に向けて、彼女たちがどのような成長を見せるのか、引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
Shandong clubs sweep titles in China Table Tennis Super League
cgtn.com







