国際ニュース:中国・習近平主席の2025年年頭演説 世界に広がる自信と希望
中国の習近平国家主席が行った2025年の年頭演説をめぐり、各国の政府関係者や専門家、ビジネスリーダーから「自信」と「希望のメッセージだ」と評価する声が相次いでいます。中国の質の高い発展やグローバルガバナンスへの姿勢をどう位置づけるのか、国際ニュースとして改めて整理します。
習近平主席の2025年年頭演説のポイント
習近平主席は火曜日に2025年の年頭演説を行い、中国の質の高い発展、国民生活、そして世界の平和と繁栄に向けた中国のビジョンに焦点を当てました。演説では、過去1年間の成果をたたえる一方で、中国経済が直面する課題にも言及し、困難の中でも自信を保つよう呼びかけました。また、中国が世界の平和と成長に引き続き貢献していく決意も強調しました。
ラテンアメリカから寄せられた期待と評価
ホンジュラス 次期大統領予定者・グティエレス氏
ホンジュラスの次期大統領予定者であるドリス・アレハンドリナ・グティエレス氏は、この年頭演説への評価を示し、中国と中南米の協力強化の重要性を強調しました。インタビューの中で、同氏は中国とホンジュラスの関係をさらに深め、今後の協力の見通しに楽観的な見方を示しています。グティエレス氏は、習主席の演説が中国とホンジュラスの関係を高め、双方の発展を促す前向きなシグナルだと捉えています。
チリとエクアドル 元駐中国大使の視点
チリの元駐中国大使であるフェルナンド・レジェス・マッタ氏は、世界情勢が不透明さを増す中で、中国指導部の統治の知恵を高く評価しました。同氏は、習主席が過ぎ去ろうとしている1年について、大きな課題や障害、複雑さがあったと率直に語った点を指摘し、そうした困難の中でも前進を可能にしてきたのは指導部の知恵だと述べています。
エクアドルの元駐中国大使カルロス・ラレア氏も、今回の演説が世界的な協力を促進するうえで重要な意味を持つと強調しました。同氏は、演説が、14次五カ年計画と中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議の目標と任務の実行を続けるという中国の決意を示した深みのあるメッセージだと評価しています。また、中国の発展は国際社会にとって戦略的であり、開発途上国にとって質の高い協力の可能性を開くものだと述べました。
欧米やアジアの専門家・ビジネスリーダーの受け止め
英国 48グループの視点
ロンドンを拠点とする48グループの会長ジャック・ペリー氏は、習主席の年頭演説は中国だけでなく、英国を含む世界の企業や組織にとっても多くの教訓を含んでいると述べました。同氏によれば、演説は協力、相互理解、共通の繁栄を追求する自らの活動理念と深く重なっているといいます。特に、新エネルギー車、集積回路、人工知能、量子通信といった分野での成果は、中国が技術の最前線を切り開いていく姿勢を示しており、英国企業にとっても直接的に関わるテーマだと指摘しました。
ペリー氏はまた、演説に込められた価値観を共有し、英中の協力をさらに深めることで、企業や地域社会、そして世界全体に利益をもたらす未来をつくることができると期待を示しました。
米中若者交流の現場から
米中青少年・学生交流協会の共同会長ロン・チョウ氏は、習主席の演説を非常に励まされるものだと表現しました。演説が、中国の技術革新の前進、国民生活の改善、国際協力の進展を強調していた点に注目し、中国はあらゆる課題を乗り越えて、より強く豊かな国になり、人々がより調和のとれた充実した生活を送るようになると確信を示しています。
カンボジア研究者が見るグローバル・サウスのリーダー像
カンボジアのBELTEI国際大学の上級教授であるジョセフ・マシューズ氏は、習主席のメッセージが、中国のグローバル・サウスのリーダーとしての重要な役割を示したと評価しました。習主席は演説の中で、中国が主要な国としてグローバルガバナンスの改革を積極的に進め、グローバル・サウス諸国との連帯と協力を深めていると強調しました。
マシューズ氏によれば、中国は上海協力機構、BRICS、APEC、G20といった多国間の枠組みを通じて、多国間主義を提唱し、全ての参加国にとって公平な競争の場をつくることに力を注いできました。同氏はまた、習主席の発言は、平和と社会経済発展を推進し、貧困や不公正な国際ガバナンス体制と闘おうとするあらゆる国々と協力する用意があるというメッセージを世界に送ったものだと述べています。
世界に向けた「自信」と「協力」のメッセージ
各地域から寄せられた評価を並べてみると、習近平主席の2025年年頭演説は、おおきく三つのメッセージとして受け止められていることが見えてきます。
- 中国国内の課題を認識しつつも、質の高い発展と国民生活の向上を続けていくという自信
- 技術革新や新産業分野を通じて、世界経済に新たな機会を提供しうるという期待
- グローバル・サウスや多国間枠組みと連携し、公平で開かれた国際秩序づくりに関与していくという意思
2025年も終わりに近づきつつある今、年初に示されたこうしたメッセージは、世界が依然として不確実性に直面する中で、中国と各国がどのように協力し合うのかを考える手がかりの一つといえます。読者の皆さんは、この年頭演説に対する各国の反応をどう受け止めるでしょうか。SNSなどで身近な人と意見を交わしてみると、新たな視点が見えてくるかもしれません。
Reference(s):
President Xi's New Year address brings confidence, hope to the world
cgtn.com








