中国の王毅外相が来年1月にアフリカ4カ国歴訪へ FOCAC北京サミット成果の実行が焦点
中国の王毅外相が、来年1月5〜11日にナミビア、コンゴ共和国、チャド、ナイジェリアの4カ国を訪問します。年初の初外遊先としてアフリカを選ぶ伝統が、35年連続で続くことになります。
年初恒例となった「アフリカ初外遊」
中国外交部によると、王毅外相の今回のアフリカ歴訪は、各国からの招待に応じたものです。外交部は金曜日にこの日程を発表し、訪問先としてナミビア、コンゴ共和国、チャド、ナイジェリアの4カ国を挙げました。期間は来年1月5日から11日までとされています。
中国の外相が年初の最初の海外訪問先としてアフリカを選ぶのは、これで35年連続になります。アフリカが中国外交において一貫して重視されていることを示す、象徴的な動きと言えます。
FOCAC北京サミットの成果を「実行に移す」旅
中国外交部の毛寧報道官は定例記者会見で、今回の訪問の目的について、「中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)北京サミットの成果を実行に移し、中国とアフリカの関係を持続的かつ実質的に発展させること」にあると説明しました。
毛報道官はさらに、ナミビア、コンゴ共和国、チャド、ナイジェリアはいずれも中国にとって「友好的な協力パートナー」だと強調しました。実務協力(実際のプロジェクトや人の往来を伴う協力)を幅広い分野で深めることで、中国とアフリカの関係を次の段階へ押し上げることを狙っているとみられます。
4カ国歴訪が示す、中国とアフリカの「深さ」
今回選ばれた4カ国を一度に訪問することは、中国がアフリカとの関係を「特定の一国との二国間関係」にとどめず、複数のパートナーと同時に育てていく姿勢を映し出しているとも受け止められます。中国側が「友好的な協力パートナー」と位置づける国々を、年初の最初の外遊先として訪問することは、相手国に対する政治的なメッセージにもなります。
一方で、アフリカ側にとっても、年初に大国の外相が訪れることは、自国の外交課題や経済協力の優先順位を直接中国側とすり合わせる機会となります。インフラ整備や産業協力、人材交流など、どの分野で実務協力を一段と具体化させていくのかが注目されます。
私たちがこのニュースから考えたいこと
今回の王毅外相の歴訪は、単に4カ国を回る「儀礼的な訪問」にとどまらず、中国とアフリカの関係がどの方向に進むのかを占う試金石ともなりそうです。とくに、FOCAC北京サミットで掲げられた協力の「成果」をどう実行に移していくのかは、今後の国際関係にも影響を与えます。
日本からニュースを追う私たちにとっても、中国とアフリカの動きは、欧米との関係だけでは見えてこない世界のもう一つのダイナミクスを映し出す鏡になります。通勤時間の合間にでも、「なぜ中国は年初にアフリカを訪れ続けるのか」「そのことは世界のパワーバランスにどんな意味を持つのか」を、少し立ち止まって考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2025年12月8日時点の発表内容をもとにしています。
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Reference(s):
Wang Yi to visit Namibia, the Republic of the Congo, Chad and Nigeria
cgtn.com








