中国バスケ 広東が山東に逆転勝利、土曜の接戦を制し2連勝
中国プロバスケットボールの注目カードで、広東サザンタイガースがホームで山東ハイスピード麒麟を98-93で下し、2連勝としました。6連勝を狙った山東の勢いを止めたこの試合は、リーグの勢力図を占う一戦としても注目されています。
土曜の中国バスケ、広東が逆転で2連勝
南部の中国広東省東莞市で行われた一戦は、試合開始から激しい点の取り合いとなりました。アウェーの山東は6連勝を視野に、立ち上がりから積極的に3ポイントシュートを放ち、試合の入りは完全に山東ペースでした。
前半:山東が3ポイント攻勢、広東は徐傑が応戦
山東はジャーマー・ガリーが存在感を発揮しました。第1クォーターで4点プレー(3ポイントシュートに加えてファウルを受けての追加フリースロー)を含む5本の3ポイントを沈め、ホームの観客を静まり返らせました。
しかし広東も黙ってはいません。ガードの徐傑が外から打ち返し、前半だけで自身も5本の3ポイントを成功させます。それでも前半終了時のスコアは56-51と、山東が5点リードして折り返しました。
後半:徐傑が司令塔に、14-0ランで試合をひっくり返す
後半に入ると、徐傑は得点役から一転してゲームメークに徹します。そのパスに応えるように、黄榮奇、張皓嘉、トロイ・ギレンウォーターらが躍動し、広東は14-0のラン(連続得点)で一気に主導権を握りました。
山東もすぐさま7-0のランで反撃し、試合は再び接戦に。ある時間帯には79-79の同点となるなど、スコアボードは何度もひっくり返る展開となりました。
第4クォーター:広東の守備が機能、山東は長い沈黙
最終クォーターに入ると、広東はベテランの任俊飛と杜潤旺が得点を引っ張ります。一方の山東はシュートタッチを失い、約9分半ものあいだで4点しか奪えない苦しい時間帯が続きました。
残り約2分でマルキース・クリスがフリースローを2本沈めた時には、スコアは92-85と広東が7点リード。終盤、山東は于徳豪と謝治傑が連続で3ポイントを決めて望みをつなぎましたが、広東は杜潤旺とギレンウォーターがフリースローをきっちり4本決め、ホームでの勝利を確実なものにしました。
この試合から見える3つのポイント
1. シューター兼司令塔タイプのガードの価値
前半はスコアラー、後半は司令塔としてチームを操った徐傑の役割変化が、広東の逆転の鍵となりました。試合の流れに応じて役割を切り替えられるガードの重要性が改めて示されたと言えます。
2. 3ポイントに依存しすぎるリスク
山東は序盤の3ポイント攻勢でリードを奪った一方、第4クォーターにはシュートがリングに嫌われ、長い得点の空白を生んでしまいました。現代バスケットでは3ポイントが不可欠である一方で、攻撃が単調になると、一度リズムを崩した時のダメージも大きくなります。
3. ホームの雰囲気と「流れ」をどうつくるか
広東は東莞のホームゲームで、途中ビハインドを背負いながらも、守備から流れを引き寄せて逆転に成功しました。ファンの声援が大きくなる時間帯に合わせてディフェンスの強度を上げ、速攻や3ポイントにつなげる試合運びは、他リーグのチームにも参考になりそうです。
中国プロバスケットボールは、日本からもオンラインで試合結果やハイライトを追いやすくなっています。スコアだけでなく、こうした「流れ」の変化に注目して見ると、1試合から得られる情報量はぐっと増えます。
Reference(s):
Guangdong come back to beat Shandong for second straight win
cgtn.com








