国際ニュース:中国とナミビアの持続可能な協力と王毅外相のアフリカ歴訪
中国とナミビアの関係が、貿易と人と人の交流を軸に着実に広がっています。1990年の国交樹立以来の「持続可能な協力」が、アフリカとアジアをつなぐ国際ニュースとして改めて注目されています。
2023年には二国間の貿易額が13.1億ドル(前年から16.5%増)に達しました。さらに年明けの1月5日から11日にかけて、中国の王毅外相がナミビアを含むアフリカ4カ国を訪問する予定で、この訪問により、中国の外相が年初の最初の外遊先としてアフリカを選ぶ伝統は35年連続となる見込みです。
1990年の国交樹立から深まる中国・ナミビア関係
中国とナミビアは、1990年の国交樹立以降、一貫して関係を強化してきました。特に、貿易や人と人の交流など、日常生活やビジネスに直結する分野で協力が進んでいます。
ここで語られている「持続可能な協力」とは、単発のプロジェクトではなく、長期的な視点で双方に利益をもたらすパートナーシップを指すと考えられます。資源やインフラだけでなく、人材や文化といったソフト面も含めて関係を育てていく姿勢がうかがえます。
2023年の貿易:13.1億ドル、前年から16.5%増
国際ニュースとして注目されるのが、2023年の中国・ナミビア間の貿易額です。両国の貿易は13.1億ドルに達し、前年から16.5%増加しました。
この数字から読み取れるポイントを整理すると、次のようになります。
- 二国間貿易が拡大傾向にあること
- 世界経済が不透明ななかでも、両国関係が比較的安定していること
- 資源や製品のやりとりに加え、サービスや技術協力の余地も広がっている可能性があること
貿易量の増加は、中国とナミビア双方の企業にとってビジネス機会が拡大していることを意味します。同時に、物流、金融、人材交流など周辺分野にも波及効果が及ぶと見られます。
人と人の交流が支える関係の土台
両国の協力が「持続可能」であるためには、政府や企業同士のつながりだけでなく、市民レベルの交流も重要です。今回示されている「人と人の交流(ピープル・トゥ・ピープル・エクスチェンジ)」には、例えば次のような取り組みが含まれると考えられます。
- 留学生や研修生の受け入れ・派遣
- 文化・スポーツ交流イベント
- 技術者や専門家の相互訪問
こうした交流は数字には表れにくいものの、相互理解や信頼を高める「見えないインフラ」として機能します。長期的には、ビジネスや外交の基盤を支える人材ネットワークの形成にもつながります。
王毅外相、アフリカ4カ国歴訪へ
中国とアフリカの関係を象徴する動きとして、1月5日から11日にかけて予定されている王毅外相のアフリカ歴訪があります。訪問先はナミビア、コンゴ共和国、チャド、ナイジェリアの4カ国です。
中国の外相が毎年、年初の最初の外遊先としてアフリカを選ぶ伝統は、今回の訪問で35年連続となる見通しです。この慣例は、中国がアフリカとの関係を重視していることを象徴的に示しています。
年初にアフリカを訪れる意味
中国外相が年初にアフリカを訪れることには、いくつかのメッセージが込められていると受け止めることができます。
- アフリカを長期的なパートナーとして位置づけていること
- 新しい年の外交方針の中で、アフリカとの協力を優先課題の一つとしていること
- グローバルサウス(新興国・途上国)の声を重視する姿勢を示していること
ナミビア訪問は、こうした大きな外交方針の流れの中で、中国とナミビアの二国間関係をさらに深める機会になるとみられます。
これからの中国・ナミビア関係をどう見るか
中国とナミビアの協力は、数字で見える貿易の伸びと、人と人の交流という二つの軸で進んでいます。今後を考えるうえで、次のような視点が参考になりそうです。
- 貿易だけでなく、教育や医療、デジタル技術など新しい分野で協力が広がるか
- 人材育成や留学などを通じて、ナミビアの若い世代と中国のつながりがどこまで深まるか
- アフリカ全体の地域課題(気候変動やインフラ整備など)への取り組みの中で、中国・ナミビア協力がどのような役割を果たすか
日本から見ると、中国とアフリカ、特にナミビアのような国との関係強化は、世界経済や資源、外交バランスを理解するうえで重要な動きです。今後も、中国・ナミビアの「持続可能な協力」がどのように進化していくのか、フォローしていく価値がありそうです。
Reference(s):
Graphics: China, Namibia see sustainable cooperation in various fields
cgtn.com








