中国外交部の新報道官グオ・ジアクン氏が初会見 報道官制度42年
中国外交の動きを追ううえで注目されるニュースです。中国外交部の新たな報道官、グオ・ジアクン氏が北京で初めての定例記者会見に臨み、そのデビューを飾りました。
新報道官グオ・ジアクン氏とは
中国外交部によると、グオ・ジアクン(Guo Jiakun)氏は1980年生まれで、外交部として35人目の報道官となります。比較的若い世代の登場は、中国外交の発信スタイルにも新しい色合いを与える可能性があります。
今回の記者会見は、北京で行われる毎営業日の定例会見の一環として行われました。グオ氏は、今後国内外メディアに向けて中国の外交政策や立場を説明する顔としての役割を担うことになります。
1983年に始まった報道官制度
中国外交部は1983年に報道官制度を正式に設け、中国の政府機関として初めてこの仕組みを導入しました。それ以来、制度は42年間にわたり途切れることなく運用されてきました。
新華社通信によると、この間に報道官制度は、より体系的で標準化され、効率的なものへと進化してきたとされています。
毎営業日の記者会見という特徴
現在、中国の政府機関の中で、毎営業日に定例記者会見を開いているのは外交部のみです。
このスタイルは、国内外のメディアからの質問に継続的に答え、外交政策の説明や発信を日常的に行う場として機能しています。日本を含む海外メディアにとっても、中国の公式な見解を確認する重要な窓口となっています。
報道官制度に託された役割
外交部によれば、報道官制度が担う役割は明確です。日々の会見やコメントを通じて、次のような目的が掲げられています。
- 国家の主権・安全・尊厳を守ること
- 中国の外交について、国内外での理解を深めること
- 中国と各国との友好的な協力関係を促進すること
こうした役割を背景に、報道官は単なる広報担当にとどまらず、外交の現場と世論をつなぐ存在といえます。
改革開放とともに進化する中国外交
新華社は、外交部の報道官制度が、中国の改革開放の深化と歩調を合わせて発展してきた点も強調しています。
制度の運用や発信のスタイルは、世界の動き、中国の国際関係の変化、そして中国と世界との相互理解のニーズの高まりに合わせてアップデートされてきました。
グオ氏の就任は、そうした長年の流れの上に位置づけられるものです。今後の会見でどのような言葉やメッセージが発信されるのかは、中国外交の方向性やコミュニケーションのスタイルを読み解くうえで、国際ニュースを追う読者にとっても注目すべきポイントとなりそうです。
Reference(s):
Chinese Foreign Ministry spokesperson Guo Jiakun makes debut
cgtn.com







