ATP香港オープンでミュラー逆転V 錦織圭は2019年以来の決勝
男子テニスの国際大会ATP香港オープンで、フランスのアレクサンドル・ミュラーが元世界4位の錦織圭を逆転で破り、タイトルを手にしました。35歳の錦織にとっては2019年以来となる決勝進出で、復活への一歩を印象づける一戦となりました。
ATP香港オープン決勝 ミュラーが逆転V
中国南部の香港特別行政区で行われたATP香港オープンの男子シングルス決勝は、世界ランキング67位のアレクサンドル・ミュラーと、ワイルドカードで出場した錦織圭の対戦となりました。試合は香港のビクトリア・パークで行われました。
ミュラーは第1セットを2−6で落としましたが、第2セットを6−1、第3セットを6−3で連取し、セットカウント2−1の逆転勝ちを収めました。試合時間は1時間43分でした。
今大会でミュラーは、全ての試合で第1セットを落としながら勝ち上がってきました。試合後には今週を振り返りながら、今週は本当に素晴らしい一週間でした。全ての試合で第1セットを失いましたが、言葉になりません。勝つことができてうれしいです。応援してくれた皆さんに感謝しますと喜びを語りました。
スコアの流れ
- 第1セット 錦織 6−2 ミュラー
- 第2セット ミュラー 6−1 錦織
- 第3セット ミュラー 6−3 錦織
- 試合時間 1時間43分
錦織圭 2019年以来の決勝で存在感
35歳の錦織は今大会、主催者推薦のワイルドカードで出場しました。決勝進出は2019年以来で、長く続いた故障との戦いを考えれば、大きな一歩といえます。
近年の錦織はケガに苦しみ、世界ランキングでもトップ100の外に順位を落としていました。それでも今大会では勝ち進み、かつて世界4位まで上り詰めた実力を垣間見せました。
準決勝では、中国の10代選手であるシャン・ジュンチェンとの対戦が予定されていましたが、シャンが体調不良のため棄権し、錦織は決勝へ進みました。決勝ではあと一歩タイトルには届かなかったものの、セットを先取してからの逆転負けという内容は、試合勘やフィジカルの課題とともに、トップレベルの舞台に戻りつつある手応えも感じさせます。
香港が映し出した男子テニスの今
今回のATP香港オープン決勝は、ツアー中堅世代のミュラーとベテランの錦織という、キャリアのステージが異なる2人がぶつかった一戦でした。逆転でタイトルをつかんだミュラーにとっては飛躍のきっかけとなり、錦織にとっては復活への道のりが現実味を帯びる大会となりました。
国際ニュースとしても、香港特別行政区で開催されるATP大会が、アジアのテニスシーンにおいて重要な舞台であることを改めて示した形です。アジアのファンが世界レベルのプレーを間近で見られる機会は、若い世代の選手たちにも刺激となるでしょう。
スポーツは単なる勝ち負けだけでなく、ケガからの復帰や世代交代といった物語を映し出します。ミュラーの挑戦と錦織の再出発が交差した香港での決勝は、2025年の男子テニスを象徴する一つの場面として、多くのファンの記憶に残りそうです。
Reference(s):
cgtn.com








