テニス鄭欽文、全豪オープンへ パリ五輪金から次の夢へ
2024年にパリ五輪で女子シングルス金メダルを獲得し、WTAファイナルズ準優勝と飛躍の一年を過ごした中国のテニス選手・鄭欽文(Zheng Qinwen)選手。2025年シーズンの幕開けとなる全豪オープンを前に、オーストラリアで調整を続けながら、さらなる大きな夢を見据えていました。
2024年はパリ五輪金メダルからWTAファイナルズ準優勝まで
2024年シーズン、鄭欽文選手は女子テニス界で存在感を一気に高めました。ハイライトとなったのが、2024年パリ夏季オリンピックの女子シングルスでの金メダル獲得です。また、シーズン終盤のWTAファイナルズでは準優勝という結果を残し、年間を通じて安定した強さを示しました。
その飛躍の始まりとなったのが、シーズン最初の四大大会とされる全豪オープンでした。鄭選手は大会で決勝まで勝ち進み、決勝ではベラルーシのアリーナ・サバレンカ選手に敗れたものの、その戦いぶりは自身のキャリアに大きな影響を与えるものとなりました。
全豪決勝が変えた考え方
鄭選手は、この全豪オープンでの経験について「考え方が変わり始めた」と振り返っています。試合を通じて、より攻撃的にプレーしながらも、冷静さと集中力を保つことの重要性を実感したといいます。
「グランドスラムのタイトルをあと少しでつかみかけましたが、自分の夢はそれだけではありません。これは始まりに過ぎず、まだ成長できる余地はたくさんあると感じています」と語り、目の前の結果に満足することなく、さらに高い目標を見据えている姿勢を示しました。
2025年全豪オープンへ向けた静かな準備
2025年1月12日にメルボルン・パークで開幕した今季最初のグランドスラム、全豪オープンを前に、鄭選手は早くからオーストラリア入りし、調整に専念していました。
シーズン開幕前の国別混合団体戦であるユナイテッド・カップへの出場は見送り、その分の時間を全豪オープンに向けた準備に充てました。シーズン最初の大舞台に照準を合わせるという、明確な優先順位を示した形です。
こうした準備を整えつつ、2025年の全豪オープンでは第5シードとして大会に臨みました。トップ選手として見なされるポジションを手にしたことは、2024年の実績が評価された結果と言えます。
もっと大きな夢を共有する存在に
近年、テニスはアジアでも注目が高まっているスポーツです。そのなかで、オリンピックの金メダルやグランドスラム決勝進出という実績を持ちながら「これはただの始まり」と語る鄭欽文選手の姿は、多くのファンにとって新しいロールモデルとなりつつあります。
目標を達成してもなお、自分のプレーには改善の余地があると語る姿勢は、スポーツに限らず、勉強や仕事に取り組む多くの人に共通するヒントを与えてくれます。結果だけでなくプロセスを見つめ直すことで、次の一歩が見えてくる――鄭選手の言葉には、そんなメッセージが込められているように感じられます。
2025年シーズンのスタート地点となった全豪オープンで、どのようなプレーを見せたのかは今後の記録が物語っていきますが、少なくともひとつ言えるのは、鄭欽文選手がすでに女子テニス界で無視できない存在となっているということです。今後のグランドスラムや国際大会で、どこまで夢を広げていくのか注目が集まります。
Reference(s):
China's Zheng Qinwen looks forward to playing at Australian Open
cgtn.com







