CBA山西ロングスが福建を撃破 60ファウルの激闘を制す
中国バスケットボール協会(CBA)の試合で、山西省太原市を本拠地とするShanxi LoongsがFujian Sturgeonsを122-117で下しました。合計60ファウル、73本のフリースローが飛び交う激しい一戦となり、中国バスケのフィジカルさが際立つゲームでした。
ファウル60個、フリースロー73本の激闘
前半は最下位の福建が主導権
この試合は、CBAの順位表で最下位に沈むFujian Sturgeonsが、2位につけるShanxi Loongsを相手に、序盤から攻撃的な姿勢を貫いたことで独特の展開になりました。第2クオーター開始5分の時点で、フリースロー試投数は福建が20本、山西がわずか5本と、アウェーチームが圧倒的な差をつけます。
第2クオーター序盤には福建が14-0のランを決め、一気に44-27と17点差まで突き放しました。たまらず山西はタイムアウトを要求。その後、Hamidou DialloとGe Zhaobaoの奮闘で7-0の反撃に成功しますが、前半終了時点のスコアは62-52と、依然として福建が10点リードを保ってロッカールームに下がりました。
後半で山西が流れを奪い返す
わずか2分で12-2の猛攻
後半に入ると、山西は相手から学んだかのように、ゴールに向かうアタックを一段と強めます。Brandon GoodwinとZhang Ningがオフェンスをけん引し、わずか2分間で12-2のランを完成。試合の主導権を握り返した山西はリードを奪い、その差を一時80-74と6点まで広げました。
73秒間で4つのファウル、再び振り出しに
しかしここから再びゲームは荒れます。山西の選手に73秒間で4つのパーソナルファウルがコールされると、福建はこれを好機ととらえ、6-0のランで即座に反撃。第3クオーター終盤は両チームがフリースローラインに立ち続ける展開となり、ファウルコールが試合のリズムを左右しました。第3クオーター終了時点では、福建が91-88と3点リードを保っています。
第4クオーターでZhang Ningが覚醒
外からのシュートが試合を決める
ドラマが待っていたのは最終第4クオーターでした。ここまで3ポイントシュートの精度に苦しんでいたZhang Ningが、突如として外角からのリズムをつかみます。第4クオーターだけで3本の3ポイントシュートを沈め、12得点をマーク。Shanxi Loongsはこのクオーターを34-26で上回り、試合全体の流れを完全に引き寄せました。
Zhangに加え、GoodwinとYuan Shuaiも3ポイントラインの外から得点を重ね、山西のオフェンスは一気に多彩さを増します。シュートが決まり始めたことで、福建ディフェンスは外と中の両方を警戒せざるを得なくなり、ファウルの多い試合展開の中で守備の負担はさらに増していきました。
Joseph Youngの奮闘と、勝敗を分けたリバウンド
それでも福建は最後まで粘りを見せます。Joseph Youngが重要な場面でシュートを決め、時間を止めるために素早いファウルも辞さない姿勢でチームを鼓舞しました。しかし、勝負どころで響いたのはディフェンスリバウンドの弱さです。
試合終盤、福建は山西のシュートを何とか外させながらも、Yuan Shuaiに連続してオフェンスリバウンドを許してしまいます。このセカンドチャンスが決定打となり、福建は逆転のチャンスを手にしながらも、122-117で勝利を逃す結果となりました。
最下位チームが見せた「攻撃的バスケ」の可能性
スコアだけを見れば、上位チームであるShanxi Loongsが順当に勝利したとも言えます。しかし内容に目を向けると、最下位のFujian Sturgeonsが序盤から徹底してリングに向かい、フリースローの数で圧倒することで、2位のチームを本気で追い詰めた試合だったことが分かります。
一方で、ファウルが増えるほどゲームは細切れになり、リズムを維持するのが難しくなります。今回の試合では、リバウンドと第4クオーターのシュート力、そして終盤の集中力の差が、最終スコアにそのまま表れたと言えるでしょう。
同日に行われたもう一試合:広州が連敗ストップ
この日にはもう一つ重要な試合がありました。Guangzhou Loong LionsがアウェーでJiangsu Dragonsに100-91で勝利し、続いていた11連敗に終止符を打っています。長い連敗を止める勝利は、チームにとって精神的にも大きな一歩となりそうです。
この試合から考えるCBAの見どころ
今回のCBAのゲームは、順位や戦力だけでは語り切れないバスケットボールの面白さをよく示していました。ファウルが多い試合展開は賛否あるものの、
- フリースローの重要性
- リバウンドがもたらす追加ポゼッション
- 第4クオーターでのメンタルと集中力
といった要素が、勝敗にどれだけ大きく影響するかを分かりやすく映し出しています。国際バスケットボールに関心のある日本のファンにとっても、CBAのこうした試合は、戦術やゲームマネジメントを考える良い材料になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








